南森まち

白い恐怖の南森まちのレビュー・感想・評価

白い恐怖(1945年製作の映画)
3.4
病院の新院長は記憶喪失になっていた!しかもなんだか白いものを見ると恐怖に襲われて失神してしまう…というお話。

自分の正体が分からないまま、主人公の女医と一緒に、記憶を探る旅に出るのだが、そこには犯罪のにおいがしてくるのだった。
おぼろげな記憶をもとに過去の犯罪を探る展開は、アガサ・クリスティーのようで面白い。しかも割とシンプルに終わるので分かりやすい。断片的な記憶の残り方が、恣意的すぎるけれどまぁ時代ということで。

謎が解けてめでたしめでたし、と一度思わせておいてからの驚きの展開は、今では珍しくないが、やはり素晴らしい。
また、最後の銃口の動きの演出はイカしたシーンで大好きです。

イングリッド・バーグマン!グレゴリー・ペック!すごい配役だ。イングリッド・バーグマンがお医者さんしてたら、すごい人気だろうなぁ😅