marica

マチルダのmaricaのレビュー・感想・評価

マチルダ(1996年製作の映画)
3.6
ラストシーンの撮影、子供たち楽しかっただろうなぁ笑

ちょうど私がマチルダくらいの年齢だった頃の映画。
そして今はハニー先生と同年代だ。
さっぱりした勧善懲悪もののコメディという印象だった。
ラベンダーちゃんはじめ、小学校のお友達みんなかわいい。
今では非難がガンガン来そうな描写が多く、校長のパワハラもだし、子供の虐待もだけど、ある意味その”悪”をお仕置きするのがこの映画のテーマなので、そういったものを際立たせるためには必要なのだろう。

校長もそれだけ子供嫌いなら別の仕事しろよ笑、というツッコミはずっと消えない。でも「ミセス」という単語に猛烈に嫌悪感を出すところを見ると、きっと校長は子供がほしくても独身だし、子供がいない寂しさ?が根底にあるようにも思った。
それからなんだかんだマチルダの両親も、外食にマチルダを連れて行ったりしていてマチルダを捨てちゃう、なんてことはしていなかったところも気になったが、それは単に彼女が自分らの思い通りの子供になればいいという希望の下に育てていたのだろうか…。

終盤のハニー先生との養子縁組までの流れが早すぎる気がしたけど(親はともかくハニー先生もすぐ養子縁組OKするんかい!みたいな)、血はつながってなくてもすごく幸せな”家族”というものがある、という非常に現代的な終わり方をしたような気がする。
校長、親父、兄の性悪の改善は見られなかったけど、最後に母親がマチルダを理解できなかった、と反省し、だからこそ彼女の幸せを願って養子縁組を許したのは愛だろう。
marica

marica