午前十時の映画祭にて
古いアメリカ映画にたまにある、犯罪も美学にしちゃう感じはやっぱり馴染めない
オードリーはどんな格好でもどんな状態にあってもひたすら可愛いけど、さすがにクズ女過ぎてムーンリバーくらいじゃ好きになれない
この時代、アメリカでも男が女を心理的な檻に閉じ込めることがもっと当たり前だったんだろうな
だからこそ主人公の自由さはさぞや新しかっただろうと思う
ホリーがクズである事を差し引いても、ポールが愛を免罪符に束縛を始めた時のホリーの絶望的な「おまえもか」感にはちょっと同情した
ティファニーの店員さんのプロフェッショナル対応が素敵だった
上映当時も「ホントにはやらないよ」的な注釈はあったらしいけど、安物のリングを持ち込む粗忽者が続出したんじゃないかと想像できて笑った
そしてねこかわいい
オードリーが泣きながらねこ抱きしめるシーンはさすがにグッときた
失くしちゃいけない何かを取り戻した瞬間だったんだろうけど、でもホリーは同じことを繰り返すんだろうなきっと
あとユニヨシさんは水木しげるキャラを参考に顔を作ったと思う