とうるんかあた

ティファニーで朝食をのとうるんかあたのレビュー・感想・評価

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)
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今も昔も、妙に人を惹きつける天賦の才を持つ人って変わらずいるなって思った。
穿った見方をすればパパ活女子が金銭じゃなく精神的な依存先を見つけた物語に見えるんやけど、オードリーヘップバーンがとても魅力的に演じるからより軽やかで美しく見えた。ただちょっと纏う雰囲気が高貴すぎる気はした。
愚かしく描かれる日本人や、主人公の葛藤を表現するためだけに捨てられ拾われる猫だったり、記号的表現が煩わしく感じたものの、それら全て差し引いても観てよかったと思わせるヘップバーンの魅力とムーンリバーの良さを味わえた。