akira

ブルーバレンタインのakiraのレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
4.2
久しぶりに見た。

何だろう。やっぱり、切ないなあ。

独立記念日前の、たった1日半。
そこに2人の出会いからの6年間が、フラッシュバックする。
確かに、シンディの気持ち凄くわかる。
仕事に家庭にクタクタで寝てるのに、優しい夫ならそっと寝かしておいてくれるだろうし、子供が食べ物をこぼしたりして、犬の様な下品な食べ方させない!
私も、こんな男、無理‼︎って思ったよ。(笑)
朝から、ビール飲んで、ペンキの付いた服や体に無頓着。塗装の仕事が嫌なんじゃ無くて、ライフスタイルが嫌。

ディーンは、好きな女の子と結婚出来て、ずっと愛し合って家族で仲良く暮らせればハッピーって感じ。言い方が悪いけど、頭の中、お花畑。
シンディーは、頭も悪く無い。そもそも妊娠しなければ、医者になる予定だった様な子だから、努力して成長していきたいタイプ。
そもそも、合わないんだけど、ディーンの一途な優しさと、妊娠して困ってる所に結婚しよう、って救いの手を差し伸べてくれたから.... 

音楽のセンスが良いよね。2人の歌だよ!っ流れる You and me。凄くハマってる。
それと、ディーンのウクレレ。
温かさと物悲しさがある。

ドキュメンタリータッチの映像も良い。 

ラストのディーンの後ろ姿と、花火に浮かび上がる、かつての愛し合ってた2人の写真が、もう泣ける。

一つだけ、入り込めないのは、6年でディーンの頭はあんなに禿げちゃう?
まだ、30半ばでしょ。
akira

akira