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ファースト・マンのakiraのレビュー・感想・評価

ファースト・マン(2018年製作の映画)
4.0
アマプラで終了間近というので、懐かしなり観た。
掴みから、緊迫感のある音響と映像で、ドキドキする。

この作品は、ラ・ラ・ランドの次のデミアン・チャゼルの作品というので
今までの音楽関係からガラッとジャンルを変えてどんな作品になるのか注目していたが、アメリカで初めて月に降りたニール・アームストロングの自伝の様なストーリー。

アームストロング本人が、冷静で物静かな人だったらしいのと、変に脚色をしない真実に焦点をあてたとの事で、淡々と展開していく。
ただ、美術や映像、音はとてもリアルで、当時IMAXで観た時は、自分が乗っているように気分が悪くなりかけたし、映像が素晴らしくて、自分が宇宙に行ったような臨場感に興奮した。
音楽も素晴らしくて、宇宙空間での無音の使い方や、不安や悲しみのないまぜになった感情や状況にテルミンのもの哀しい響きは嵌っている。

ただ、月面着陸のシーンにアメリカ国旗を省いた事が北米では大きな論議になってしまったのは予想外だったらしい。

ラストシーンがいい。
世間だは偉大な功績と騒いでいるけれど、本人や家族にとっては無事に戻って来られた。ただ、それだけだよね。
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