Melko

ブルーバレンタインのMelkoのレビュー・感想・評価

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)
3.0
どっちもどっち。パッと出てきた感想はそれだけ。

週末映画マラソン7本目。

見た友達から感想と大体のあらすじを聞いて、気分が落ち込みそうな内容だったからあえて一番最後に持ってきたけど、なんとゆうか、ただ不快。
どっちもどっち。どちらにも非がある。
ただただ子供がかわいそうなだけ。

この映画に対して、冷めた「どっちもどっち」以外の感想が思いつかないわたしは、
衝動的な恋、燃え上がる思いを、この夫婦ほどしたことがないってことなのか?

朝から飲んだくれてロクに仕事もしないし、いちいち言葉の端々を揚げ足取る旦那にもイラッとするけど、
元はと言えばいろんな原因を作ったのは妻。独身時代の旦那が、後の妻にピュアな恋心を抱いてピュアにハッピーエンドにならなかったのは、どう考えても、中途半端に元カレと縁を切らなかった妻が悪い。
痛めつけられても報復せず、ただ受け入れ、自分が人生で一番つらいときにそばにいてくれて「家族になろう」と言ってくれた人を、自分や娘に暴力振るったわけでもないのに、切り捨てるの?
自分の子かわからない子の父親にまでなってくれたのに。
仕事でうまくいかない、結果が出ないことのストレスも一緒になってるんじゃないの?
と、後半はただ妻に対してのイライラしか湧いてこず、逆に冷めてしまった。
だって、妻にとっての夫はfuckin assholeかもしれないけど、泣き叫ぶ娘の姿を見たら、それが娘にとっての父親。それが答えでしょう。
「親が言い争う姿を見せたくない」ってのは言い訳。結局、自分のことしか考えてないんだと思った。
こんな身勝手な親、絶対嫌だし、絶対なりたくない。

娘にはまっとうな人間になってほしいなあ。
Melko

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