Senki

自転車泥棒のSenkiのレビュー・感想・評価

自転車泥棒(1948年製作の映画)
3.6
ひたすら辛いのが現実ってこと…

まあただ、この男の性格が良いかと言われるとそうではないので、ちょっと距離を置いて見ていたけれど、世の中理不尽だよなあ。

ただ子供の前でやっていいことと悪いことはあるよね。そして追い出し方も雑だし。





なんだか哀れだしこの後彼らの生活はどうなっていくのか……


戦後まもないイタリアで撮影された、という事で見たけれど、敗戦国の貧しさとか悲壮感が伝わってくる。
戦争映画といっても色々だけれど、派手な銃撃戦のない、こういう作品で戦争についてじわじわ考えさせられる。
正確には戦争が起きた後の人々の暮らし、景気なのだけど。
人の命を奪い合う直接的なものでなくても、生活していかなきゃいけない生々しさというか…。
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