オススメされてのやっと観れた。
戦後貧しい時代のイタリア。
誰もが生きるのに必死にだった。
映像からも当時の人々の姿に胸打つものがある。
やっと見つかった仕事に、必要な自転車。
自転車の為にシ…
貧しさが心も貧しくする。これはほんとに切なくて、父親はいい父親であろうと自分を曲げずに何とか立派に子供に振る舞うのだが、その尊厳が子供を平手打ちし、誤った容疑をかけながらそれを謝らない、そして、彼の…
>>続きを読む戦後のイタリア。荒廃した街では誰もが貧困にあえぎ、今日を生き延びるだけで精一杯である。アントニオも例外ではなく、ようやく見つけた仕事には自転車が必要だった。しかしその自転車は既に質に入れてある。彼は…
>>続きを読む胸が潰れるようなこの状況を、1901年に生まれたヴィットリオ・デ・シーカは、実際に父親のうちに見たことがあるのではないか。原作こそ、ルイジ・バルトリーニによる同名小説とあるものの、時代の風景としてで…
>>続きを読むヴィットリオ・デ・シーカ監督作品。ネオレアリズモの代表作。仕事で使う大事な自転車が盗まれてしまう。自転車が無ければ家族を養えない。父と息子は懸命に盗まれた自転車を探す。
食堂のシーンで2人はピザ?を…
想像していたものよりも遥かに素晴らしくて、もっと早く観ていてもよかったかも。
あらゆる編集が見事、シークエンスとシークエンスの繋ぎ方が本当に流麗。ネオリアリズモという言葉だけ一人歩きしている気もする…
ハリウッド映画にすっかり慣れきった私。
「はいはい、最後は家族そろって夕焼けハッピーエンドでしょ?」なんてタカをくくって観ていた本作。
えっ、!?
で終わります。
さー、ぬくぬくハッピーエンド…
犯罪もバレるまでは犯罪じゃない?
犯罪者なんてどこに潜んでいるか分からない、と言わんばかりに群衆に溶け込み終幕。
それはともかくとして、自転車の鍵とかロックという概念っていつ頃生まれたんだろう…。ビ…