自転車泥棒の作品情報・感想・評価

「自転車泥棒」に投稿された感想・評価

saki

sakiの感想・評価

3.7
バッドエンド映画わりと好きでたくさん観てきたけど、こんなに辛いラストの映画は初めてだ…
もち

もちの感想・評価

4.0
「後でレビュー書こっと......」と思って早7ヶ月、溜まりに溜まった感想文をどこから始めようかと考えたとき、真っ先に浮かんだのが、自転車泥棒でした。

戦後イタリアの貧困と哀愁を描いた白黒映画です。主人公は自転車泥棒にあったお父さん。やっと手にした仕事を続けるには、自転車がどうしても必要です。盗まれた自転車を取り戻すために、息子と一緒にイタリアの田舎町を探し回ります。

正直見ていて辛い。お父さんより息子の方が賢かったり、警察には見放されたり。
お父さんがとっても哀れなんです。なけなしの父の威厳を守ろうとしているところが余計の辛い。

この頃のイタリア映画は、ネオ・リアリズムと呼ばれます。役者は街で見つけた素人、セット(舞台装置)はほぼ使わずロケーション撮影というのだから驚き。

現実をそのまま映しながら、エンターテイメントとして成り立っているのがすごいですね。

父親とは何か、を考える上でも感じるところがある映画です。
Soichfork

Soichforkの感想・評価

3.8
前観た『道』といい、この当時のイタリアの映画って、なんだかひとつひとつのシーンの残存が心に残る。

戦後イタリア。イタリアの明るいイメージとはかけ離れた、貧しい時代。もう主人公がとにかく可哀想すぎて。家族を養うために頑張って働こうとしてた矢先のこれ。悪循環が悪循環を生む。あの子供がいなければ、本当に救いようのない映画となっていた。
かーく

かーくの感想・評価

3.6

周りの人たちの言動がリアル。こんな世界なら主人公がああなってしまったのも無理もないなぁって。やるせなく辛い
ヂミー

ヂミーの感想・評価

3.2
字幕のながら見では無理であった。大きな筋だけはわかったよ、不憫だった。イタリア映画だからやっぱりどこかおしゃれで、かつ丁寧というか起伏がなく淡々とした丁寧さで、それゆえにラストの哀愁がマシマシ
デヤッ

デヤッの感想・評価

3.0
自転車泥棒を探すうちに、主人公がどんどん周囲に敵を作っていくのが観ていて辛い。

このレビューはネタバレを含みます

主人公に同情できるか否かでこの映画に心底浸れるかだいぶ変わってくると思う。そして、自分は同情できなかった。

いかにこの時代において自転車が重要なのか、自転車を盗まれたのは不運でしかないということ、いかに主人公が自転車に必死なのか、そしていかにラストのアレが苦肉の末なのか がきちんと映像で説明されている。頭では分かるんだけど、どうも腑に落ちない。
どうやったって白黒つかないような場合にでも、つい正論を振りかざしてしまう自分の青さ故なのかもしれない。
必死なのは分かるんだけど、教会での場面とか占いの場面とかラストのアレとか、ここまで他人に迷惑かけてしまうと、主人公もあの自転車泥棒と同じ位置にまで落ちていると思う。

とはいえ、純粋に映画としては素晴らしい。泥棒を探すも何も見つからず途方に暮れていると雨が降ってきて…雨が上がると同時にきっかけ掴む ってトコがセオリー通りな感じで個人的ハイライト。
そしてラストの哀愁漂わせまくるショットはスゴすぎる。
ついさっきまで「いやいや、そりゃないでしょ」なんて若干冷めた見方をしていたのに、ココにはやられた。
さわこ

さわこの感想・評価

4.2
人生には理不尽なことがあり、それは理不尽なままに解決されないことがある。ハッピーエンドがお約束の映画とは違う。これはそんな映画。
でも息子との絆は、心に小さな希望を残した。悪いこともあるけれど、誰かに想われ、また、誰かを大切に想う気持ちがあれば何とかやっていけるのだ。

自転車の有無が死活問題になる時代があったということは興味深い。

このレビューはネタバレを含みます

一度盗まれたかとヒヤヒヤさせる演出にくいな〜
いい映画の条件の1つに、いかに切実か、があると思う。
映画史に残る切実さ。
初めて悲劇で泣いた作品。
映画のアーキタイプのように無駄がない。現実に誠実。
new

newの感想・評価

4.1
第二次世界大戦後のローマ。
2年間職につくことが出来ずにいたアントニオは、職安からポスター張りの仕事を言い渡される。しかし、仕事には自転車が必要となるため、家の物を質に入れてどうにか自転車を手に入れる。そんな大事な自転車が仕事の最中に盗まれてしまう。

リアルな戦後イタリアを切り取った作品。
自転車泥棒を見つけ出すだけのストーリーなのに、妙に心に響いた。
妙に荒んだ主人公とか、子供らしさを抑えた子供とか、何処かこの時代の不条理さを醸し出している。
ラストシーンの民衆に主人公達が溶け込んでいく姿はこの出来事がこの時代のイタリアの日常的風景である事を表しているのだろうか。
主人公親子は素人俳優を起用しているらしい。
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