この痛切な状況を、1901年に生まれたヴィットリオ・デ・シーカは、実際に父親のうちに見たことがあるのではないか。原作こそ、ルイジ・バルトリーニによる同名小説とあるものの、時代の風景としてではなく、お…
>>続きを読む「自転車泥棒」という題名であるからして、主人公が自転車を盗まれてしまうことを前提にして鑑賞することになる、また、盗まれてからも犯人の影を追うことになる為、とても集中して最初から最後まで観ていた。ここ…
>>続きを読む 敗戦後すぐのイタリアでの話。自転車がないと出来ない仕事にやっと付けた男が、その自転車を盗まれてしまって、という話。昔に観ているけれど、細部はほとんど忘れてた。
子どもに救われるとも言えなく…
69/110
こんなやるせない気持ちになる映画あるかね!
タイトルがそうだから自転車盗まれるだろうな。とは思ってはいたけど。
まず会社!自転車が絶対必要なら支給してやれや!
目の前で自転…
自分の映画観が覆された1本。終始デ・シーカが戦後イタリアの混乱と困窮を炙り出す。その為にはキャスティングは全て素人である必然があったのかも知れない。兎に角ラストシーンの印象が強烈だったけど、改めて観…
>>続きを読むアントニオはやっと就けた仕事の道具”自転車”を盗まれてしまう。
ネオリアリズモ映画の金字塔。果てしなく現実が描かれていた。当時のイタリアでそのまんま撮影したようなドキュメンタリーチックな作…