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こうのとり、たちずさんでのMizuFilmsのレビュー・感想・評価

こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)
4.5
【鑑賞メモ】
寒々とした木立を背に、鏡面のように滔々と流れる河。
仄暗いホテルの階段や、橋での面会、河の儀式、電線を張る作業員など、冷たく曇った色彩の中に、引き込まれる美しさが散りばめられていて、印象的だった。
国境、境界線の意義に対して問題提起をしながら、ここまで詩的な作品に仕立てあげるそのセンスに唸らされる。
所々、タルコフスキーの色を感じたのは、光と水の使い方のせいか?
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