大きな川が映し出され、カメラが静止する。永遠のような間があり、向こう岸の土手の稜線から無数の黒点が湧いてくる。黒装束に身を包んだ村人と花婿だ。すると此岸からも人々が。こちらには白装束の花嫁がいる。彼…
>>続きを読む同じ一族なのに、住む土地に国境があることで国籍が違ってしまう。
ギリシャが抱える難民問題を背景にしながら、そこにとどまらず、国境や分断によってアイデンティティの拠り所を失った人々が、自分の居場所を…
僕はテオが撮ろうと思ったものを見たことはない。
そして深く理解できない。
だけど最近ようやく少しずついろんなことがわかってきて、
ほんの少しだけだが、この映画のこともわかった気がする。
世界のこ…
長いこと見たかったアンゲロプロス作品をようやく見ることができた。
コウノトリ自体は知っていたが、詳細はあまり知らずこの変わったタイトルを機に調べてみると、日本では明治以後の乱獲や戦後の湿地の消滅、…
ただただ面白い。心の置き場所がなく停止してしまっている20世紀末の感覚を意外にも直球で描いてる。アンゲロプロスの長回しでの魅力もありながら疾走感ある運動も撮っている。
結婚式が終わったあとの牧師が自…
「時には 雨音の背後に 音楽を聞くために 人は沈黙します」
懊悩、追放、放蕩、茫洋、そして越境
いくつ国境を越えれば我が家へ辿り着けるのか、そして我が家へ帰ったところで、一体何を取り戻せるという…