プププ

こうのとり、たちずさんでのプププのネタバレレビュー・内容・結末

こうのとり、たちずさんで(1991年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます



居場所を求め続ける人達をただ遠くから静かに眺める目線。

<政治家・男>と<婦人>の再会の場面が本当に素晴らしいかった。DVDのブックレットで監督本人が、「婦人は「彼では無い」と一言、突き放すように見えるが、そうではない。それこそがお互いを認めた証拠であって大袈裟に抱き合ったり泣くことが必ずしも再会ではない。」というようなことを言っていて、それが本当に自分の解釈や哲学と合致した。その表面的な適度な距離感と、それとは対照的な深層心理を捉えるようなクローズアップにやられた。

もちろんショットも化け物じみてかっこよかった。河の集会や最後の電柱における移動ショットは凄すぎる
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