テロメア

江戸最後の日のテロメアのレビュー・感想・評価

江戸最後の日(1941年製作の映画)
5.0
眠れぬ夜に触りだけを観ようと再生したら、気がついたら見入ってしまっていた。昨日はそれで寝不足になりましたが、満足度は高かったです。

戦前の映画なので画質は悪いし、音声は途中何度も途切れるわ、白抜きの字幕は読めんわと酷いけれど、主役の阪東妻三郎の台詞だけはハッキリと聞こえ、聞き慣れない独特の口調も慣れてしまえば聞き取れました。勝安房守(勝海舟)がどんな人物か粗くしか知らずに見たので、純粋に無血開城までの上手くいくのかいかないのかという歴史サスペンスとしてとても楽しめました。

今作の方が先ですが、岡本喜八監督『日本のいちばん長い日』のまさに江戸時代版。戦前の映画としての歴史的価値だけではなく、純粋に娯楽映画として鑑賞できる。是非とも、リマスターしてソフト販売してほしい作品でした。
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