スギノイチ

レマゲン鉄橋のスギノイチのレビュー・感想・評価

レマゲン鉄橋(1968年製作の映画)
3.5
戦車がありえない速さで爆走する冒頭のシーンはズッコケそうになったが(早回しでもしているのか?)、通してみると結構迫力があった。
橋を爆撃するシーンや、戦車が建物や壁をぶち壊しまくるシーンなんかはかなりのもの。

アメリカとドイツの双方の視点からバランス良く描かれているのも特長だ。
馬鹿騒ぎをしたり、フランス人女性に色めき立つシーンがあったり、アメリカ側は若干能天気に描かれている。
このフランス人女性は中々よい横乳。

対して、ドイツ側が畜生に描かれているかと言うとそうではない。
ドイツ側の主役のロバート・ヴォーンも、無理ゲーすぎる防衛線を任され、全力で任務を果たそうとしている。
逃亡兵を撃ち殺した事で孤立し、四面楚歌の状況で、それでも任務を全うしようとする姿が格好良い。
最後あたりの銃撃戦がいきなり大味になった事だけが残念。
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