ねぎおSTOPWAR

レマゲン鉄橋のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

レマゲン鉄橋(1968年製作の映画)
3.6
第二次世界大戦末期、敗戦濃厚なドイツ軍が敗走し、ドイツ西部に流れるライン川が最終防衛線になりました。逃げる際、自ら橋を壊していくわけですが、ルーデンドルフ橋=通称レマゲン鉄橋が最後の橋。その橋をめぐるドイツ軍と連合国側の攻防を描いた作品です。
1969年公開のアメリカ映画ですが、1968年まで続いた演出の規制ヘイズコードの影響なんでしょうね、グロさはほぼありません。血が苦手な方でも大丈夫です。

これ、双方を描くわけですが、共に上層部との軋轢があり、そのあたりは面白い点です。
また、主に前半、冒頭に多くある空撮が凄い!!時代的にヘリなんでしょうね、ドローンないし。ヘリのパイロットの腕なのかなあ、まるでドローンのようなギリギリの臨場感が見事。戦車目線カメラも有効です!

そして爆破シーンもリアリティが半端ない!日本ならカメラパラで回して同じところ繰り返し見せてくるような場面。
実はロケはチェコスロバキア(当時)で行われ、ちょうど再開発のタイミングだったそうで、建造物の破壊許可バンバンおりたんですって。
そしてそこにチェコ事件が発生し、撮影隊は命からがら脱出したという、映画さながらのエピソードがあったそうです。

古いものがお好きな方は良かったらどうぞ。