けん

森の学校のけんのレビュー・感想・評価

森の学校(2002年製作の映画)
4.5
三浦春馬さん、11歳の頃の出演作です。
舞台は昭和10年の京都丹波の田舎町。子供を中心として、それを取り巻く大人たちの様子を、生活者の目線から思い出を紡いでいくように描かれている作品でした。

子供たちの遊びや喧嘩、ご近所付き合い、自然や虫や動物などの命との距離感などなど。
満州事変当時の、いわゆる戦時下の市民生活ではあるけれど、戦争そのものを描くよりも、昭和初期に生きる人たちの価値観や生活史が伝わってきました。三浦春馬さんの幼少期の姿や演技も含めて、資料的価値も高いような内容だと思う。

鑑賞した映画館の雰囲気や環境、スタッフさんの想いやおもてなしも含めて、貴重な映画体験でした。
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