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デッドマンのれのレビュー・感想・評価

デッドマン(1995年製作の映画)
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深夜のジャームッシュ映画祭第四夜。

ギターの音ってこんなにかっこいいんだな…台詞の少なさ、工場街、酒場、先住民との出逢い、銃、カヌー、賞金首、って本当に分かりやすくアメリカ西部なんだけど、“ウィリアム・ブレイク”の名をつかってこれ演出するの楽しい。ノーボディが詩を口ずさんじゃうところ、英国詩人と思い込んで「はぁ?ウィリアムブレイクは死んでるはずだろ?!」ってなるの楽しい。え、“デッドマン”てそゆこと?の面白さ。
にしても。ジョニーデップがハマり役すぎる…ウィリアム・ブレイクの変化具合よ。水の鏡に乗せられて流されていくフェードアウトでふわっとした終わり方だけど、なんだかんだウィリアム・ブレイクは“dead”しなさそうなのがウケる。またどっかで拾われて生き延びてそう。
あと、モノクロなのに、セットアップのスーツとかネイティブ・アメリカンの民族衣装とかすごい色彩に見えてくる不思議。

これの前にストレンジャーザンパラダイスを見返してたんだけど、エヴァが向かってったクリーヴランドをそのまま引きずるように、主人公のウィリアム・ブレイクが冒頭で「クリーヴランドから来た」って言うから笑っちゃった。
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