ONE PIECEはコミックしか読まないのだけれど、Zのキャラデザのカッコ良さと、声優が大塚さんだったので観賞。
ONE PIECEの映画なので、原作のONE PIECEを読んでいないとわからない映画なのはもちろんだが、これはマニアックだなぁーというのが印象。
元海軍大将で、現在の名のある海軍を育て上げたという設定は、原作ファンにはたまらないだろう。
が、知らない人がこの映画だけ観ると、？って感じだろうな。（笑）
結果、やはり大塚さんは素晴らしく、骨太なキャラデザにぴったりの、ドスの効いた声で吠えてくれた。
そしてCGアクションも、音楽の使い方も良かった。
最後の戦いにあえてなのかはわからないけれど、BGMがない。
その代わりに凄まじい戦闘が行われるので、映像に見入ってしまうし、とても面白いつくりあだと感心。
しかし前半のくだりは正直いらない。
服を買うとか温泉のシーンとか謎のお色気シーンとかをやるなら、もっとZの過去について知りたかった。
そして最終的に、新世界を破壊できる3つの火山の最後の1つは放置なので、この先誰かがここぶっ壊したら新世界終わっちゃうんじゃない？という疑問がかなり残った。
クザンの動かし方も上手い。
黄猿も相変わらず。
しかし何故赤犬だけ顔を映さなかったのだろう？
原作でまだクザンとの戦いの後の表情を描いていないからか？
でもだとしたらクザンも同じ事で…。
どうせなら赤犬にもZ先生のぶっとい腕で顔面ぶちかまして欲しかった。
映画オリジナルキャラクターにするのは少々勿体無い気もするが、映像としては楽しめたので、わりと高評価をつけます。
