星空文乃ぶんぶん

火垂るの墓の星空文乃ぶんぶんのレビュー・感想・評価

火垂るの墓(1988年製作の映画)
3.8
何回も観たいとは思わないのに、幼い頃から何回も観てしまい、その度に涙を流してしまう。戦争のことや戦争の恐ろしさを初めて知らされた映画です。
アニメーションであり、14歳の少年と4歳の少女の兄妹が主人公ともあり、子供が観ても分かりやすく描かれているのがこの作品の良さでもあると思う。
戦争が起こり、家族と離ればなれになり、家を焼かれ、行く宛もなく…。こんなことが現実にあったのだ。
何もかも失った状況の中でやはり人は生きるために必死になる。食糧を探し求める。小さな子供たちでさえも生きようとしていたのだ。
4歳の節子が洞穴の中でお兄ちゃんに土で作ったおにぎりが今でも忘れられない。
経済的な目的であっても、毎度威嚇行為を繰り返している国同士があっても、如何なる場合でも戦争はあってはならないと思うのです。