オーウェン

アジャストメントのオーウェンのレビュー・感想・評価

アジャストメント(2011年製作の映画)
3.1
フィリップ・K・ディックの小説らしく、未来には決められた人生通り実行させるための調整局なる組織が存在する。
少しでもレールから逸れると修復を開始する。

そんな世の中で政治家デヴィッドが不意に出会った女性エリースと運命的な出会いを交わす。本来会うことがないため調整局に警告をもたらされるが、年月を置いて再びエリースと出会うことになる。

予告編ではサスペンスの色が濃かったが、実はラブストーリーの種であった。
未来を変えるべきか、戻すべきか。古典的ながらもその選択の有無を突きつける。

もちろんサスペンスとしては調整局の面々がもう少し圧力を掛けるだとか出来そうだし、主役の愛への強引さを納得させる箇所がもう少し欲しい。

それでもドアを開けたら別の世界になるどこでもドアの実写版はやはりサスペンスを盛り上げる。

マット・ディモンは議員役でも違和感なくこなしているし、エミリー・ブラントも美しい。
緊迫しているシーンでも二人は手をつないでこなしていた。
やはりこの映画はラブストーリーとして見るべきだ。
オーウェン

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