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コーチ・カーターのtomoeのレビュー・感想・評価

コーチ・カーター(2005年製作の映画)
3.7
アメリカの犯罪が多発する地域の高校バスケの実話を元にしたお話。
治安の悪いアメリカのリッチモンドにあるリッチモンド高校は犯罪に手を染める学生も多く卒業できるのは生徒の半分ほど。そんな高校にバスケのコーチとして赴任したカーターは選手たちにバスケ以外にも学生として、人として大事なことを伝えていく。
生徒のことを自分のキャリアのための一時の駒として見るのではなく、高校を卒業してからの彼らの人生にも責任を持つ覚悟で真摯に生徒に向き合っていく姿は胸を打つものがある。
試合もミラクルの連発ではなく、たった1年の改革としては納得の結末。それでも彼らのその後の人生が、カーターの監督としての判断が間違っていなかったことを証明している。
生徒も自分たちでカーターの本当の思いを汲み取り自らの意思でカーターについていこうと決心する様は本当に人としてひと回りもふた回りも成長を感じさせる。
スポーツってやっぱりいいなーと思う一本。
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