わせ

ひろしまのわせのレビュー・感想・評価

ひろしま(1953年製作の映画)
3.5
原爆がつくられて、落とされて、それで終わりでは無いということを強く思い知ることが出来る作品。ピカッ、ドン。その一瞬でたくさんの人間の一生を狂わせた。苦痛に悶える人々の姿はリアルでいて、直視するのが苦しい。日本が負けて、放射能に悩まされてる人々、乞食を覚える子供たち、生き残ったひとたちの 生きるための戦いが映し出される。戦後から8年で作られた本作、キャストとして被爆者の方も参加しているのだという。映像に映る多くの人々が戦争を経験していたであろう。今、どんなに真似て、どれだけ金をかけてもこんな作品は撮れない。限りなく本当に近い虚像。
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