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スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

5.0
19世紀のロンドン。フリート街で理髪店を営み、妻と娘と幸せに暮らしていたベンジャミン(ジョニー・デップ)は、妻に横恋慕したタービン判事(アラン・リックマン)によって無実の罪で投獄させられてしまう。
やがて15年後、脱獄したベンジャミンは“スウィニー・トッド”と名を変え、街に戻ってくる。
しかし、妻はタービンに追いつめられた末に自殺し、娘はずっと幽閉されたまま。
愛する家族を奪われた哀しみは、やがてスウィニーを復讐の鬼へと変えていく…。
 おなじみとなったジョニー・デップとティム・バートンの名コンビが贈るホラー・ミュージカル。トニー賞受賞の同名舞台を映画化。無実の罪で愛する家族を奪われた理髪師が、名前と容姿を変え復讐に狂奔するさまを描く。
ロンドンに対する呪いを込めた歌をドラキュラのような白塗りのメイクでジョニー・デップが熱唱する冒頭から、グロテスクな殺人と素晴らしいミュージカルナンバーとブラックユーモアにまみれた血まみれなミュージカルに惹き込まれます。
卑怯な手段で妻を奪った判事に対する復讐と美しく成長した娘のために手を染めるスウィーニー・トッドの復讐とスウィーニーに対する叶わぬ片思いのためにスウィーニー・トッドの共犯者となるミセス・ラベットの悲しいラブストーリーとブラックユーモアたっぷりな連続殺人(死体処理は人肉パイに)が組み合わさって、残虐なのにロマンチックなミュージカル映画の傑作に仕上がっています。
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