ティム・バートン＆ヘレナ・ボナム＝カーター夫妻というのは本当にベストカップルで、確かにこいつらがくっつかなかったら世の中お終いだよと思ってしまうのだが、そんなティム・バートンが
「どう？ 僕のお嫁さん、可愛いでしょ」
と言いたいがために作った映画のような気がする。ジョニデも結局、『エド・ウッド』でエド・ウッドの元妻に「ソックリ」と言わしめた演技をした俳優で、『シザーハンズ』と『チャーリーとチョコレート工場』でも出した奴で、ようはこの映画はティム・バートンの”お気に入り”で構成されている。
本当にこういう「ティム・バートンのおもちゃ箱」みたいな映画を撮ってしまうこの映画監督の童心というのは闇が深いような気もしてしまうのだが、ティム・バートン監督作品を愛している人々はそんなティム・バートンが好きなのだ。
P.S.
この頃のティム・バートン夫妻、喧嘩しっぱなしだったらしく、理由を調べてみたらヘレナ・ボナム＝カーターが妊娠してたから、らしいのだがもう……ご馳走様です。
