サイレン

パトロール警官のジュリーとシモンは、騒音の苦情を受け向かったアパルトマンで若い男から突然の銃撃を受ける
すかさず反撃したジュリーだったが、重傷を負わせたその男が議員の息子だったことが判明し、逆にその男から虚偽の告発を受けることになる
自らの潔白を証明するため、手がかりとなるドラッグ“スフィンクス”を追って事件の真相へと近づいていく２人だったが……

ヤク
いろんな捜査が

攻防
ヒヤヒヤもしました

展開は普通

雰囲気ある

セシル・ドゥ・フランスが良いです

狭いだけの画面でカメラもパンばっかりだしかなりどうでもいい映画だったな…

え？それで終わっちゃってイイの？って作品。

序盤の官僚主義な上司による良い感じのストレスや、暴走しだす捜査内容などは良かったのだが、脚本自体も手段と目的がごっちゃになり、まったく理解できない落とし方で唖然となってしまう。

当初の目的である、議員の息子と麻薬組織の繋がりを証明する事はどこにいってしまったのだろう。
組織の奴らを片っ端から殺しちゃって、誰から証言を得るつもりなの？

いっそ2人で麻薬組織の金を奪い逃走してくれた方が納得いった。
「これでクビに出来ませんね」なんて言ってるけど、その捜査過程を振り返ればクビどころか確実に逮捕されるだろう。

それに権力で事実を曲げた議員とその息子は御咎め無しってのもスッキリしない。
完全に着地に失敗してしまった作品で、そこまでのもって行き方は良かったので残念だ。


余談。
クライム物としてダークに終わらせるなら、上に書いたように組織の金を持ち逃げとか、売人を装っていたが本当に売人になって、やがて成り上がり組織のボスになってしまうとか・・・・・・

スッキリエンタメで終わるなら、別荘に顧客名簿があり息子は逮捕。議員と上司の事実隠蔽もマスコミに取り上げられ二人揃って失脚。だろうな。