タイトー

回転のタイトーのレビュー・感想・評価

回転(1961年製作の映画)
4.2
主人公のミス・ギデンスがある男の面接を受け、甥と姪の家庭教師として屋敷に住み込みで向かうところから始まる話。
そこには姪や甥のほかに、メイドや庭師も住んでいるのだが、ある日ミス・ギデンスは妙な男の影を発見し……。

1961年と私にとって大昔に公開された作品なのだけれど、現代にも通じるほどの面白さを秘めたゴシックホラー映画。
モノクロの映像だからこそ、グレーの映像に白く透き通ったカーテンが揺らめく。鮮明な男の顔が窓に映る。
延々と奇妙で、不気味でだけど恐ろしく、一人ひとり感じ取る結末が異なるという異色の作品に思えた。
演技がなんたって恐ろしいこと!
誰もがみんな狂気めいている。
タイトー

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