回転の作品情報・感想・評価

「回転」に投稿された感想・評価

いき

いきの感想・評価

3.5
ついさっき「王様と私」を観ててデボラ・カー美人だなあと思ってたら、、この作品でも見てた!!びっくりした…記憶があまりない…美人だったことは覚えてる…


原作「ねじの回転」を読み、こちらの映画も観ました。わりときちんと実写化されてると思います。原作自体、もやがかかったような読後感あるので、だいたいこんなかんじ。

時代背景的に見ると、主人公が家庭教師という仕事柄、さまざま抑圧されて生きているわけですよね。真面目に、いつも正しくいなければならない。子どもたちの監督者として。
あと、子どもたちは純真無垢、真っさらでなければならないという理想の押しつけ。子どもが守られるってことは大事だけども、主人公の少しねじ曲がった理想が恐怖の引き金になっています。

観てから何年か経つのでかなりおぼろげな記憶。そろそろ再鑑賞しようかな
ほとんどの時間集中できず、ラスト20分くらいでやっと惹かれるものがあった。終わってみるとなかなか。
原作『ねじの回転』は未読なんだけど、レビューを読んでみて、益々得心がいった。いつかまた観てみたい。
柳の歌で幕が開く。アバンタイトルの祈りの手がただならぬ雰囲気を醸し出している。

驚いたのはその映像。白黒なのに色鮮やかに見えてしまうのは何故だ?自分の妄想なのか目がおかしくなったのかは分からないが、もはや幻想的ですらある。

この映画、怖いかと言われればそんなには怖くはないけれど、解釈次第では結構怖い気もする(特に性的な意味で)。とにかく登場人物が皆、何かを隠している感じがすごいから観ていて終始不安な気持ちにさせられる。ギデンス含めて誰一人信用できない。

幽霊は果たして実在するのか、それともギデンスの暴走なのか、歪んだ愛、歪んだ欲望、狂気、アンファンテリブル…思い返すと迷い出す思考の迷宮。面白いね。解釈を観客に委ねて煙にまくやり方、嫌いじゃない。

そして衝撃のラストシーン。鼻水出た。
前日譚もあるらしいので観てみようっと

邦題の『回転』の意味が分からなかった。なんで?
上旬

上旬の感想・評価

4.3
ゴシックホラーに加え、心理学的サスペンス、危ういエロティシズムが内包されたすごい一本でした。
草むらに佇む女が遠くに一瞬だけみえるってすごい怖い。
すべて主人公の妄想なのか、それとも怪奇現象は本当にあるのか。最後まで分からない。そして主人公をおかしくしてるのはキリスト教的子ども観という皮肉。
あのキスシーンであ、これはそういう話でもあったかという。鳥肌がたった。
町山智浩さんの「映画ムダ話」きくとすごくよく分かるのでおすすめです。
うずら

うずらの感想・評価

4.5
19世紀ヨーロッパの舞台・装飾が美しいモノクロホラー映画。
ゴシックで美しい世界の中で、なにかいけない事が起こっている。
神秘的な映像と、恥美なストーリーに興奮した。
心霊現象か?
精神倒錯か?
その線引きは、明らかにされない。
物語は、抽象的に描かれていく。

何故ならば…
具体的に映像化するには、
あまりにもタブーな題材だったからだ。


―――そうッ!それは…
性的欲求不満の女性が妄想爆発!
愛のロリショタ劇場ッッ!!☆
(※↓コメント欄にネタバレ)


コレを、1960年代のイギリスで
完全実写映画化というのは
無理があった様に思われます。

21世紀の現在(いま)こそ、
世界に誇るジャパニメーションの出番。
原作で描かれたテーマの「全て」を、
極めて具体的に!
完全映像化だッ!!♪

ヤメてほしいけど。(笑)
なにかがおかしい。

この怪奇現象は、本当なのか。
それとも主人公の精神がおかしくなったのか。

ある屋敷に家庭教師として働くことになった主人公。
やがて、怪奇現象に悩まされていくことに・・・。

モノクロなので、最初から最後まで不気味。
聞こえない声が聞こえたり、自分にしか見えない人が見えたりと不思議な現象が続く。次第に、この屋敷では過去に死んだ人がいることが分かっていく。

この怪奇現象が主人公にしか分からないので混乱する。
ハッキリとした解釈が描かれてないので難解。
それでも、雰囲気は抜群にいいので面白い。

怪奇現象のどれもが、ゾクッとするような恐怖。
中でも、川の向こうから、こちらを見ているだけの女性が凄く不気味。
特に何もしないで見てるだけ。それなのに、こんなに恐ろしいとは。
目を映すと、そこにずっといる。しばらく頭から離れなくなるぐらい怖かった。

昔の作品は、難解なのが多い印象がある。
今は、なんでも説明しちゃうけど、こういう色んな解釈ができる映画の方が好きだな。
ででん

ででんの感想・評価

3.6
映像が美しい あとジャケがいい!
"ただそこにいるだけ"ていうのがやっぱり怖くて好きだ
子役たちが凄い 良い悪魔的美少年
主人公に対しては怖さより病院へ診てもらったほうが…!という気持ちになってしまった😂
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

3.1
確かに、この作りだとわからないことが多い。敬虔なクリスチャンである彼女の性的フラストレーションが見せた幻と暴走なのか、本当に屋敷に霊が居たのか、はたまた凶悪なクソガキだったのかただのこましゃくれた子供だったのか。でもそれが良い!\(^o^)/ この曖昧さの塩梅が素晴らしかったです。最初が彼女の事件後によるコンフェッションってのも良かった。
噂には聞いて居りましたが本当に怖い映画でした。モノクロなのでカラーでは感じられ無い表現が画面に映ります(燭台が立ち昇る煙や陰影のリアルさ)彷徨う亡霊が何もしないで見詰めるだけと云うのも恐怖ですし、次第に正気を失う人間の迫真の演技も只々圧巻。子供達の存在も台詞も恐ろしく成る位には傑作だと思います。
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