回転の作品情報・感想・評価

「回転」に投稿された感想・評価

うずら

うずらの感想・評価

4.5
19世紀ヨーロッパの舞台・装飾が美しいモノクロホラー映画。
ゴシックで美しい世界の中で、なにかいけない事が起こっている。
神秘的な映像と、恥美なストーリーに興奮した。
心霊現象か?
精神倒錯か?
その線引きは、明らかにされない。
物語は、抽象的に描かれていく。

何故ならば…
具体的に映像化するには、
あまりにもタブーな題材だったからだ。


―――そうッ!それは…
性的欲求不満の女性が妄想爆発!
愛のロリショタ劇場ッッ!!☆
(※↓コメント欄にネタバレ)


コレを、1960年代のイギリスで
完全実写映画化というのは
無理があった様に思われます。

21世紀の現在(いま)こそ、
世界に誇るジャパニメーションの出番。
原作で描かれたテーマの「全て」を、
極めて具体的に!
完全映像化だッ!!♪

ヤメてほしいけど。(笑)
なにかがおかしい。

この怪奇現象は、本当なのか。
それとも主人公の精神がおかしくなったのか。

ある屋敷に家庭教師として働くことになった主人公。
やがて、怪奇現象に悩まされていくことに・・・。

モノクロなので、最初から最後まで不気味。
聞こえない声が聞こえたり、自分にしか見えない人が見えたりと不思議な現象が続く。次第に、この屋敷では過去に死んだ人がいることが分かっていく。

この怪奇現象が主人公にしか分からないので混乱する。
ハッキリとした解釈が描かれてないので難解。
それでも、雰囲気は抜群にいいので面白い。

怪奇現象のどれもが、ゾクッとするような恐怖。
中でも、川の向こうから、こちらを見ているだけの女性が凄く不気味。
特に何もしないで見てるだけ。それなのに、こんなに恐ろしいとは。
目を映すと、そこにずっといる。しばらく頭から離れなくなるぐらい怖かった。

昔の作品は、難解なのが多い印象がある。
今は、なんでも説明しちゃうけど、こういう色んな解釈ができる映画の方が好きだな。
ででん

ででんの感想・評価

3.6
映像が美しい あとジャケがいい!
"ただそこにいるだけ"ていうのがやっぱり怖くて好きだ
子役たちが凄い 良い悪魔的美少年
主人公に対しては怖さより病院へ診てもらったほうが…!という気持ちになってしまった😂
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

3.1
確かに、この作りだとわからないことが多い。敬虔なクリスチャンである彼女の性的フラストレーションが見せた幻と暴走なのか、本当に屋敷に霊が居たのか、はたまた凶悪なクソガキだったのかただのこましゃくれた子供だったのか。でもそれが良い!\(^o^)/ この曖昧さの塩梅が素晴らしかったです。最初が彼女の事件後によるコンフェッションってのも良かった。
噂には聞いて居りましたが本当に怖い映画でした。モノクロなのでカラーでは感じられ無い表現が画面に映ります(燭台が立ち昇る煙や陰影のリアルさ)彷徨う亡霊が何もしないで見詰めるだけと云うのも恐怖ですし、次第に正気を失う人間の迫真の演技も只々圧巻。子供達の存在も台詞も恐ろしく成る位には傑作だと思います。
ホラー業界で評価の高い本作。
二年位前、やっと観ることができた。

あらすじ(うろ覚え)。
郊外の大金持ちの家が舞台。時代は20世紀初期か。幼い子供ふたり(兄妹)の家庭教師をするため、(若くはないが)美人で教養ある独身女性が訪れる。子供達の両親は他界しており、後見人の紳士は子育てしない方針(仕事で忙しいらしい)。妹は素直で可愛く、兄はとても頭がよい。そんな中、奇妙なことが起こり始める……。

ずっと観たかった。だから観たこと、それだけで満足できた。上品な作風で、説明しない演出だから、ちょっと物足りない印象だった。でも何度か観ることで「何か」がわかるのかもしれない。

実は一回観ただけで、あまり覚えていない。評価が高いのは、なんとなく分かった気がした。
余談だが、この映画と『ヘルハウス』には共通点があり、私は気付かなかった。気付いてから一度も観ていない(二年も経つのか…)。
まこと

まことの感想・評価

3.6
ほんまおっそろしい


男の幽霊 女の幽霊

屋敷と子どもたち

口ずさまれる悲しげな曲

見開かれた目

モノクロ画面


おっそろしい
おもしろかったです。好きなタイプの作品でした。

「これは超常現象か?それともただの妄想か?」という出来事を、最初から最後までどちらにもとれるように描いてました。
超常サイドからは幽霊譚として観れますし、妄想サイドからは性的抑圧と仕事上のストレスから子供を圧迫する女家庭教師の話として観ることができます。
一度の鑑賞で2通りの話を楽しめるとかサイコーかよ、です。

妄想サイドからの描写にはフロイト的な理由づけがしっかりされてました。人生すべてはリビドーみたいな。

また時代的に劇場鑑賞が前提の作り方ですから、調度品は細かいものまで丁寧に揃えてあったような。モノクロ映画ですから陰影に変化つける意味合いもあったんですかね。
劇場の大画面ですと細部までしっかり認識できますもんね。
自宅でモニターで観てますと細すぎて、おじさんはちょっと目がつらいです。笑

怪異な存在が襲ってくるのも怖いですが、本作の怪異みたくただ立ってる、遠くからこっち見てる、なんか廊下を横切ってく、というのも地味に怖いです。リアルですし。怪異な存在なんだなって強く意識しますので。

怪異な存在が襲ってくるとなると、凶暴な生物や怪物と簡単に置換え可能になっちゃって何か違うなって思います。まあ凶暴な生物が窓の外からこっちをずっと見てるというのも怖いことは怖いですけどね。ベランダにライオンとかいたらめっちゃイヤだし。
YF

YFの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

いやー怖かった、この映画。
最初に叔父が言ってた「あなたには想像力がありますか?」に全てが詰まってる気がする。
最初は死んだはずの人の霊にいつまでも取り憑かれてるからレベッカぽいなと思ったけど、途中から悪魔払いの話になっていってエクソシストぽいなとも思った。
特にマイルスに迫ってくるデボラカーの顔と、途中に映り込んでくる霊の顔と、the endの入り方は怖かった。
それにしても子役の2人の怪演ぷりはちょっとビビったな、特にマイルズ役の子。
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