回転の作品情報・感想・評価

「回転」に投稿された感想・評価

lag

lagの感想・評価

4.2
広いお屋敷とお庭。家庭教師に行く。8歳のフローラと10歳のマイルズ。メイドのおばさん。何かが視界に入る。何かが聞こえる。ヒステリック。口遊む歌。祈り。

海外盤Blu-ray字幕なしで視聴。
son

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4.0
3年前くらいにてるくんとひろしと遊んでた時にテレビでやってたのこれだよね...(多分)?思い出して借りたら『ねじの回転』の実写化だったってオチ...。でもおもろかった。
白黒で純粋な恐怖映画を観たのは初めてかも。キャッキャッウフフなシーンが始まりそうな耽美な画のなかで幽霊が佇んでいる光景は新鮮味があった。
ガラス越しに鮮明に迫ってくる男の顔、廊下の先をやはりはっきりと横切る女。秀逸な恐怖表現は今のホラー映画よりもよほど新しいかもしれない。黒沢清への影響も感じられた。
怪異か妄想か、その文学的な境界線の世界観は、デボラ・カーの演技力によってしっかりと説得力を増している。脱帽。
SEINA

SEINAの感想・評価

4.5
内容を呑み込むのに凄い時間がかかる、なんだこの映画は!!!

解釈は人それぞれって感じですね、物語の終盤においても何が何なのかはっきりしないまま禍々しいラストが提示される。

主人公がこの家に存在するエロティックな何かを理解するがために、事実を捻じ曲げているのでは??と自分がみてるものすらも疑ってしまう、、でも真実は分からぬまま

秀逸すぎる、
夢野猫

夢野猫の感想・評価

4.0
と言う事で(笑)オリジナルの『回転』です。

リメイクに比べ、“巨乳”や“オナ”“レズ”“幼児虐待”等の中途半端なエロ要素が無い分退屈……もとい、面白味が濃い秀作でした。

観た人によって様々な解釈が可能で、どれが正しいとは言え無い作品ですね。

子供達は何を見たのか。そして、見ただけだったのか……
ペイン

ペインの感想・評価

4.1
黒沢清監督も愛する古典ホラー。

完全に心理戦ホラー。面白かったし、昨今のホラーにも影響を与えた視覚効果やその他、演出がもろもろ垣間見れます。

この“格調高さ”がきっと「ヘレディタリー 継承」にも通ずる部分なんだろうなぁ(まだ観れてません)。 
1961年作品。DVDにて観賞。

「サイコ」の翌年公開の作品で、トラウマ映画として有名な作品。原作は純文学(H・ジェイムズ "ねじの回転")の文芸映画なのだが、脚色と演出に恐怖映画的な味付けがしてありいわゆるゴシックホラー作品といえる。因みに原題は、"The Innocents"、映画を観た後でタイトルと、3人のスチール写真を並べて見るとなるほどと思う。

ひたすら美しい&ひたすら怖い映画で、これが嫌いな映画ファンはあまりいないんじゃないでしょうか?

俳優の所作や表情、モノクロの撮影の陰影、建物の細部まで行き届いた美術の見事さなど、目にも麗しいシーンの数々。撮影は、B級ホラー監督としても活躍?したフレディ・フランシス。音楽は、コクトーとも組んでいた「ローマの休日」のジョルジュ・オーリック。

デボラ・カーの演技がスゴい。
はじめの方は、こんなボーっとした感じで大丈夫?って思わせておいて、段々と鬼気迫る表情になっていく。光と影の演出、照明と被写体の相互作用が緊張感を高める。この人40〜50年代の印象が薄い美人女優といった認識だったけど、今更ながら繊細な演技に驚いた。パウエル=プレスバーガーの「黒水仙」も再見したいと思う。
川本凌

川本凌の感想・評価

3.5
ガラスに映るオッサンの気味の悪い顔!
ロングショットの幽霊とかちょっと黒沢清感あった
モナ郎

モナ郎の感想・評価

4.1
昔の映画だけど、既に完成されたホラー表現を見た気がする。
特に音響のアプローチにハッとさせられることが多かったです。
HK

HKの感想・評価

3.7
ヘンリージェイムス原作の「ねじの回転」を「華麗なるギャツビー」などのジャック・クレイトンが映画化。脚本は「冷血」などのトルーマン・カポーティ。ゴシックホラーとか心理サスペンスとかの分野ですね。

現実と虚構が分からなくなったりするスタイル。後に今敏さんとかがこのような作風を踏襲することになりますね。子供たちに取り付いた悪霊を退治しようと奮闘する家庭教師のギデンズ。しかし、本当に狂っているのは子供たちなのか、それともギデンズなのか。

子供たちの悪戯に踊らされただけなのかもしれないが、その結果あのような悲劇的な結末に陥ってしまう。恐らく幻覚とか幻聴が聞こえてしまう以上、あの人統合失調症になってしまったのかも。そして、結果的に子供たち二人もくるってしまいあの結果。何一つ付け足してはいませんがなんとも腑に落ちないながらも奥行きがある終わり方であった。

このように、結末などを視聴者の想像にお任せするタイプの映画などは、ある程度何度もみて、自分たちなりの解釈を言うこと自体に意味があるのかもしれませんね。

私は、あの訳の分からない浮世離れしてしまっている男の子と女の子にいつまでも振り回された挙句、最終的にとんでもないことをしてしまったあの家庭教師さんが可哀想に感じましたよ。

モノクロ映画ゆえに、所々出てくるあの亡霊も薄気味悪かったです。しかし怖さなどは今のホラーに比べればまだましなのかもしれません。実際不気味です。窓越しに迫ってくる幽霊ってやっぱり絶妙に怖いですね。
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