ShinMakita

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのShinMakitaのレビュー・感想・評価

1.7
*シリーズ完結記念・過去作レビュー再録↓


あの「ジュラシック・パーク」騒動から四年後。ヌブラル島は閉鎖されたが、そのすぐ近くのソルナ島は手つかずのまま放置されていた。ソルナ島は<サイトB>と呼ばれる恐竜養殖場。<インジェン社>はパーク開園は断念したものの、まだ恐竜たちを放し飼いにしていたのである。ある日、恐竜たちの生態を観察するため、ハモンドは調査隊を集め始める。お声がかかったのは、4年前負傷したイアン・マルコムだった。マルコムは、当然ソルナ島行きの依頼を断るが、既に先発隊として古生物学者サラが島に入っていることを知るや、翻意する。サラはマルコムの恋人だったのだ。とりあえず彼女を連れ戻さなくては・・・かくして、マルコムは再び恐竜だらけの島に向かうことになる。仲間はドキュメンタリー作家のオーウェン、そしてサバイバリストのカーたちだ。到着後、無事なサラと合流したマルコム。あろう事か荷物のなかに娘ケリーも紛れ込んでいたため、とっとと帰宅しよう!と騒ぎ出す。しかし、そんな彼らとは別に、ソルナ入りを果たした集団がいた。<インジェン>の重役ラドロー率いる重武装部隊だ。彼らは恐竜を生け捕りにしてアメリカに持っていき、「ジュラシック・パーク」をサンディエゴに作る肚だったのだ・・・



『ロストワールド/ジュラシック・パーク』



前作でイマイチな存在感だったマルコムが主役です。武装部隊の生け捕り作戦を頓挫させたはいいけど、おかげで丸腰で、またもや恐竜たちと対峙することになるのです。前作でティム&レックスを怯えさせたヴェロキラプトルたちに追っかけ回され、マルコムとサラには危機一髪のシチュエーションが山ほど用意されていました。

といっても、今回のメインはやはりT-レックス。サンディエゴまでやってきてしまったコイツが街で暴れるシーンは、「ゴジラ」ファンも感涙ものだったでしょうね(笑)。

お気に入りのシーンは、観察トレーラーが崖で中吊りになってしまうとこ。サラが割れそうなガラスの上で身動きが取れなくなり、ミシミシとひび割れが進んでいくというあの緊張感・・・やっぱスピルバーグ映画だなあなんて得心しました。一作目の衝撃はないけど、まずまず。
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