ロアー

ロスト・ワールド/ジュラシック・パークのロアーのレビュー・感想・評価

3.5
前におさらい鑑賞した時の3行感想がちょこっとだけ残っていて「シリーズ中、一番の駄作じゃないかと思う。前作はアドベンチャー要素とモンスターホラー映画の要素に夢わくわく感だったのに・・・」って書いてたんですけど、今回観直したらそこまで酷くもありませんでした。ただしシリーズの他の作品の基準点が軒並み良いので、比べるとなると"シリーズ一の駄作"という表現は取り消せません。一般的な映画と比べたら、平均点以上に面白くはあるんですけど・・・

インパクトはあれど、実は前作そこまで活躍していなかったマルコム博士が主役になってしまった点、軍人が多過ぎる点などなど、前作ほど登場人物に感情移入できなかったのが微妙だった理由かな?とも思います。
ただし、悪い軍人が多い=殺される人数も多いというメリット(?)もあるので、一概に悪いとも言えなくて、今振り返るとかなりの個性派揃いで面白いキャスティングでした。今作って割とホラー要素や残酷要素が多めな気がするんですよね。なのに、ティラちゃんが街に繰り出した後半からは、一転してコメディになっていたので、そこもちょっとチグハグだったような。

ジュリアン・ムーアの例のガラスのシーンはすごく緊迫感があって面白かったし、コンピーの怖かわいさも良かったし、ひとつひとつの面白さは十分なのに、通しで見ると何だかボヤッとしてしまうのがちょっと残念に思うシリーズ2作目でした。
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