エスターという映画について綴る。
本作はホラー映画の中でも異色だ。
「あらすじ」
ある家族が養子として迎え入れた女の子エスターは可愛らしくてとても良い子だった。
その筈だった。
けれど何かがおかしい。
そして、次第に家族は彼女に狂わされていく、、、
(感想)
結局のところ人間が一番怖いという思考をまざまざと植えつけられた。
全編を通して具体性を孕んだ怖い場面が多い。
しかし単にグロいシーンや急に驚かせてくる演出は少なく質が高いという感じがした。
それ故その場しのぎの恐怖ではなく、他者の思惑が何も掴めないという普段当たり前にしていることさえ、怖いことだったのだとハッとさせられる作品。