Cherry

ローマ法王の休日のCherryのレビュー・感想・評価

ローマ法王の休日(2011年製作の映画)
3.7

決して「ローマの休日」的な話ではない。たしかに抜け出しちゃうんだけど、思いつめているのがひしひしと伝わってくるし、法王さん、そりゃ苦しいわなって同情した。
先生の解説があったからそれぞれのカットが腑に落ちたんだけど、なかったら皮肉が効いてるシーンもただただ奇妙に思えたと思う。

ナンニモレッティは、
「キリスト教が向き合うべき問題を法王ひとりに負わせる」
ことに意義をとなえていると受け取っていいらしい。
同性愛や人工中絶、社会が変わっていく中で変えることができるものと、変えられないものを見極めるのはむずかしい。
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