ローマ法王の休日の作品情報・感想・評価・動画配信

「ローマ法王の休日」に投稿された感想・評価

butasu

butasuの感想・評価

2.5

このレビューはネタバレを含みます

パロディコメディーのようなタイトルでいて、内容はそんなにコメディではない。とてもユーモラスではあるけれども、それがどこか滑稽で哀れで虚しく見える作りになっている。それでも比較的ほんわかした空気で観ていると、ラストでサクッと突き落とされる。冒頭で提示された問題に対して、何も解決しないまま「やっぱり無理」で終わる映画ってあまり無い。観終わった後に嫌な気持ちが残る。正直この映画が伝えたいことがイマイチよくわからなかった。結局2時間何を観ていたのだろう、という気持ちにも若干なる。しかもローマ法王というのは実在する職なわけで、より素直には受け止めにくい。架空の国の話とかだったらまだ入り込めたかも。ただ、観ている間はそこそこ楽しめるので、嫌いな作品ではない。
新法王に選ばれちゃったけど、なるかならざるかのコンクラーヴェ。重圧に耐えきれず逃げ出した新法王の束の間の心の旅を描くナンニ・モレッティ監督のコメディ作品。邦題はさすがに安易過ぎだと思う。冒頭、実際の法王の葬儀映像から始まるしっかりめの印象に、きっと新法王に選ばれる為の策謀渦巻く政治劇かと思ったら、各国の枢機卿たち皆内心選ばれたくないんだぁ…意外。まぁ確かになったところで大した役得あるとも思えんし、全世界13億人の信者を持つ教会のトップの重圧って凄いだろうなぁ。真の聖人なら嫌がらずに引き受けるんだろうけどね。監督自身が本作でも出演してるが正直その役要るかしら?自分の見せ場無理やり作ったみたいな歪なオリジナル脚本。中庭での地域対抗枢機卿バレーボール大会も良いシーンだけど、ストーリー的には無くても良さそう。人間味溢れ、愛嬌ある新法王役のミシェル・ピコリは良かった。結末にはがっかりなような、理解できるような複雑な思いがこみ上げる。人生やりたいようにすれば良いんだろうけどね。
叉焼包

叉焼包の感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

法王にならないにしてももうちょっといいオチにできなかったのか
法王といえど人間であり、一人の可愛いおじいちゃんである。
てかみんな可愛いおじいちゃん。笑
珍しく良い邦題だよね。笑
だが、この映画のキリスト教ギャグとメンタルヘルスギャグについてこれる日本人がどれだけいるのだろうか。笑
枢機卿バレー!!笑
私はこの終わり方好きだな。笑
Cocoon

Cocoonの感想・評価

2.0
イタリア語とかラテン語って綺麗ね。いつか行ってみたい。

こゆ人いる。多様化の時代。やりたくなかったら無理しなくていんだよ、って世の中。だから、本当に無理しない人がいるでしょ。みんなの期待を裏切っても貝のように意固地に嵐が過ぎさるのをただ待つだけの人。精神障害。でもね、無理矢理やらせたら何かが変わるかもしれないと希望を持つのがいいのか、そっか、って諦めるのがいいのか。
しかも、主人公老人だし。
後味が苦かった。
でも、楽しい場面もたくさんあったよ。観なきゃよかったとは思わない。
notcinefil

notcinefilの感想・評価

4.2
とってもかわいらしくて愛らしい映画だなー☺️と思って見てたら最後衝撃…!いや実はネタバレでどうなるかは知ってたんだけど、こう見せるのかと。邦題「ローマ法王の休日」ってこれしかないんですよ。作り手も完全に「ローマの休日」踏襲してるし、カトリックに縁のない国で公開するならこれしかないです。でもこれ原題もやっぱりミスリード誘うからそっかぁ…って…

随所でおじいちゃんたちがチャーミングな姿見せててオセアニアのスリーアミーゴスのあのシーンとか観衆の脳内に自動的にWe are the championsが流れる仕様になってるのねw
でもあそこ夢物語に見えないのは、弟の高校(カトリック男子校)のサッカー部写真でどう見ても日本人に見えないロベルト本郷よりロベルト本郷みが強い人が写ってて「これ誰?」と聞いたら「写真とサッカーが趣味のメキシコ人修道士が押しかけ顧問をやってる」と教えられた経験があるからで、そうそう聖職者結構スポーツやるんだよね、と知ってるからですね。私の高校の体育祭でも修道女の先生があの格好の上にハッピ着て綱引きの応援してましたからね。なんなら参加しましたからね。

出だしからコングラーヴェとか出てくると選挙好き+カトリック校育ちのボルテージは最高潮に達するわけで、コンクラーヴェで内心そう思ってる枢機卿絶対たくさんいるよな、とかもわかる実は。でもあれイジメカッコワルイって言葉浮かぶシーンでもあるよね。その日休んだ陰キャを学級委員に選びました〜!ってノリだもの…ミシェル・ピコリのメルヴィル枢機卿はフランス人設定でいいのかな?フランス人から枢機卿生まれると騒がれるはずだし、政治的にも有力視はされないですよね。欧州勢だからオセアニアのスリーアミーゴスみたいな完全に俺らないわーっていう弱小派閥ではないけども(日本人枢機卿が書記やってたのはいかにもらしくて笑った)

悪い人いないんだよね、実際にあんなノリじゃないのは断言できますけど、でもこういうフィクションでこういう雰囲気で枢機卿の人間模様描けるのいいな、イタリアだなって見てて心躍りました。
これカトリックとバチカンが生活に密着してるイタリア人じゃなきゃ撮れないわ。この距離感で生きてる人たちなんだよな。

メルヴィル枢機卿が「ローマの休日」始めるターンに入ってからも気を抜くとすぐ泣き笑い描写入ってきてこのバランス感覚イタリア人じゃなきゃ出せないよなって。フランス人より適当。

コメディなんだけど、コメディの一言では言い表せないとても良い作品を見ました。

でも、もしかしたら私がこれいちいちハマって泣き笑いしてたのはカトリック文化の内部で育ったから「あるある〜」「わかる〜」ってなってただけでその前提共有してないと何が何だか、となるのかもしれません。
そしてこれ完全にファンタジーなんだけど、案外内心描写はリアルなんじゃないかなと思いますよ。
あのオセアニアスリーアミーゴスのノリとか逃走しちゃうメルヴィル枢機卿とか隙あらばお忍びで外出しちゃおうとする現教皇フランシスコがモデルだろ、と匂わせたり前教皇ベネディクト17世のラツィンガー枢機卿時代ぽい役者チラッと仕込んでたりそういう小ネタ楽しかったけどカトリックと縁がなきゃ全く拾えないよね。

まあ最後はカトリック知ってたら知ってるほど茫然とするけどね…私カトリック関係でこの感覚味わったの二度目で一度目はカトリックの学校で授業中にこっそり読んでた遠藤周作「沈黙」読了後です。なんだかんだで最後大団円的になるんだろ?と思ってたら「うわぁ…」ってなったやつ。
魯薄

魯薄の感想・評価

2.2
絢爛豪華なサン・ピエトロ寺院やコンクラーベのプロセス,教皇の重責を把握することができる。但し,作中には大きな見せ場がないため,一貫して平坦な印象を受ける。
NM

NMの感想・評価

3.0
前知識なしだったため、当然感動モノだと思って観たら意外過ぎる作品だった。教会関係の映画は当然こういうストーリーなんでしょうという我々の思い込みを逆手に取ったような作品。

「こんなコンクラーベは嫌だ」 な作品。
超適当に行われた教皇選出により起こる悲劇。天下のヴァチカンなのに学級委員長でも決めるかのようなノリ。
ドタバタではなくぎりぎり現実でもあり得そうなレベルで、何が面白いかどういう皮肉かを完全には説明しない見せ方。なんかめっちゃ拝んでるんですけど、なんかめっちゃ食べてますけど、と示すのみでとどめる。
映画等で、地位と権力に憑りつかれた聖職者というキャラクターはよく見るが、どうしても地位が欲しくないというのは割と珍しいかもしれない。
お薦めできるとしたら、コメディが観たい人でも信仰を持つ人でもなく、オペラや文学等が好きな人。

冒頭、神妙な面持ちでコンクラーベに向かう神父たち。
お祈りが途中でつっかえたり、間の抜けた記者がいたりと、早速おかしな雰囲気。
いざ投票が始まると神父たちはおのおの祈っているが、内容はなんと「私は選ばれませんように」。しかも全員。
あわれにも決まってしまった一人の神父。良い人であり信仰も十分だが、あまりの重責にたまらず逃げ出す。
無理だという訴えは誰にも聞き入れられず、大勢の前で医師やらカウンセラーに診せられる。もちろんおかしいところなどない。世界中があまりにも多大な期待を寄せる立場に選ばれて急に心の準備などできなくても当然。もちろん現実はこんな決め方はしないとは言え。
しばらく見ていると、選ばれた教皇はとても謙虚だからこそこうなった、とても人間的で普通の人物。個人的には、ああこの人こそ適任ではないか、という印象を持ってしまった。

二人目のカウンセラーに対し、自分の職業を「役者」と偽ってしまったときの彼の悲しさ。信仰を隠すことはこの宗教においてなかなかに宜しくないことだろう。よりによって役者というところが皮肉。
微笑みながら悲しみを抑える様子は涙を誘った。
実際に役者の夢が断たれた経験があり、子どもの頃は女の子とも喧嘩した話などもあり、教皇を完全に人間として描いているなという印象。

街へ消えた教皇が追われる様子は、まるで監禁から逃げだしたよう。追っ手も誘拐犯にすら見えてしまった。この広報担当者はほぼほぼビジネスマンであり、ついには代理まで用意してトラブルをごまかすのは、立場もわかるがあまりに滑稽。代理担当もスイーツばかり食べていて悲劇的。
広場での人々と違い、彼の正体を知らない人々は当然彼をただのストレンジャーとして見、特に親切にもしない。
歌が流れてみんなで手拍子を打つシーンはちょっと好みではなかった。急にどうした。まじなのかコメディなのかという作品はイタリアものに多いような気もしてきた。成功する場合もあればどっちつかずの物もある。

一人目のカウンセラーは信仰を持たないのでやや懐疑的な目でヴァチカン内を見ているのが作品のスパイスになっている。彼も私生活や自己認識にかなり問題がありクセのある人物であり「普通の人」の代表。この作品内で彼以外はほぼ聖職者か教皇庁の人間。同じ状態の人を見ても、聖職者からすれば信仰と召命の問題であり、彼からすればメンタルヘルスの問題になる。
信仰がないので聖職者らに対し特別尊敬したりしない。教皇に逃げられ仕事のないカウンセラーなど蚊帳の外になりそうだが、庁内でにわかに発言権を持ち出す様子が面白い。

街に出たあたりから、どうせ人々の何気ない日常とか人生の喜びに触れて勇気をもらって教皇として頑張る決意をして感動エンディングだろうと思っていたので、この終わり方にまんまとしてやられた。完全に思い込んでいたのでこの終わりは全く読めなかった。非常に悔しいが何だか騙される快感がある。痛快。
最後のシーンの撮り方が一番笑えて気に入った。思い込んでいた自分の浅はかさを認めざるをえない。
このエンディングを思いついたから作品を作ったのでは。
Yuki

Yukiの感想・評価

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ぼんやり観てたけど最後よかった
と思ったら最後難しい
背負わなくていいって感じ
MarySue

MarySueの感想・評価

3.5
ローマ法王が亡くなり、新たな法王を任命する話。

近くにあるレンタルDVDショップのミニシアターのコーナーにこの映画がずっと置いてあって、意識はしてなかったけど何だかずっと頭の中に残ってました。そんな時にちょうどAmazonプライムさんにあるということで観てみました。

…は?まじで薄っぺらい。何。何が伝えたいの?他の方のレビューにもある通りラストが意味わからないです。まあ百歩譲ってそれはいいとしよう。それもあの人の決断だから。でも全体のストーリーがダメダメすぎる。

途中でスポーツ映画になるし、説明的なセリフとゴミのような展開。一ミリもワクワクしないし、安っぽい。クソデカ音楽で「どう?感動するでしょ?ね、ね!」みたいな根性が丸見え。

というか映画に出てくるシスティナ礼拝堂は本物?あの有名なミケランジェロが描いた「最後の審判」がチラッと見えてたけど。世界史選択人からするとちょっとテンション上がった。
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