ローマ法王の休日の作品情報・感想・評価

「ローマ法王の休日」に投稿された感想・評価


この映画、邦題や宣伝の打ち方が悪いように思うのだけど、どうなのかしら。

笑って、ホロリ。ではあるけれど、何というか楽しい映画ではないのよね、これ。

聖職者であろうとローマ法王であろうと詰まるところは個人としての人間であるし、正しくい続けること、そしてその象徴として世界の人々の前に立たなくてはならないという重圧というのはそれはもうすごいもので、バチカンの人たち、みんな睡眠薬や精神安定剤をガバガバ飲んでるのよね。事実かどうかはわからないけれど。

もちろん笑える部分もあるけど、あくまでもそれは笑えるように描いているのであって、この映画の本質はコメディではないから、その黒いユーモアを持って描いた部分のみを切り取ってコメディ映画調の邦題や宣伝をつくるのは、何というか、違うなあと思った。

裏切られた!面白くなかった!と言っている人が多くいるのは、それらによって作られた先入観と実際の映画の内容が合致しなかったからだと思う。しょうがないよね。
わたしも先入観バリバリで笑えて軽い映画観ようと思って選んだから、あれ?!ってなったもん。

原題は、「新しい法王が決まった」という意味の言葉らしい。
確かに新しい法王が決まったんだよ。

その新しい法王に決まった方、あまりの重圧に耐えきれなくなってしまい、精神科にかかったりなどするのだけど、そこで「子ども時代の愛情の欠乏が原因している」と言い渡されるのね。それは結局その精神科医が「愛情欠乏症」とかいうやつに固執する医者だった、という話で、新法王はそれではなかったんだけど。

新法王は、ちっぽけで無力な等身大としての自分が、法王なんかにはなれない、と考えるのよね。
どうなのかなあ。みんな結局は等身大の自分として生きていくしかないと思うんだけど、そういう立場になった人って、どうやって、たくさんの人々が求める理想と、本当の自分とのすり合わせをやっているんだろう?

わたしはずっとそういう立場になることを意識的・無意識的に避けてきたからなあ。
今のわたしには観ていてしんどい映画だった。
あかね

あかねの感想・評価

3.5
全然コメディじゃない騙された!
ミシェルピコリの演技、表情が素晴らしい
qqq

qqqの感想・評価

1.8
法王だって人間だもんね。
なんか偉い人たちが強めの精神安定剤?飲まないと寝れないとか言ってて人の悩み聞き続けるのも大変だな〜って思った。

コメディだと思って観始めたからちょっと残念だった。
ハイ

ハイの感想・評価

2.8
何の作品を下地にしてるのか丸分かりのタイトルと、ハートフルコメディっぽい予告に、そういうものかと思って見たらがっつり横っつら叩かれた映画。
中身が悪い訳じゃないけど、期待してたのとは違うというか、何というか……。ポスターのキャッチコピーは見る前と見る後で意味が全く異なってくるのが、また後味の悪さを感じさせて、うーん、何故こんなことになったんだ……。

このレビューはネタバレを含みます

最後に法王が即位を無理だと告げるシーンが好き。よくありがちな映画では困難にぶつかってもいろいろあって最後にはそれを乗り越えられてハッピーエンドだが、この作品ではローマ・カトリックの頂点に立たれる方でさえ乗り越えられないものがあり、無理なものは無理となる点が素晴らしい。バチカンの景色も綺麗。
akiha

akihaの感想・評価

3.0
邦題とトレーラーで失敗してるタイプの映画。コメディだと思って見ると凹むことになるので注意…
takuma

takumaの感想・評価

4.5
不当な低評価の数々(笑)
この映画はクリスチャンかキリスト教のことを少し勉強して背景を知っている人でないと楽しめないと思う。だからレビューのほとんどが的外れというか困惑で占められている。この映画はコメディでも無駄な皮肉でも悲しいものでもない。
 
法王に選ばれたことでプレッシャーに押し潰されて逃げ出し、そこから自分と向き合うことになり、市井の人々の中で過ごし、少しずつ変わって行く。
 
そして自分なりに悟る。
「主よ お許し下さい。どうかこの私の行為を。許されますでしょうか。それでも私は神と皆さんに心からお話しします」
「何日も皆さんのことを考え続け、残念ながら気づきました。与えられたお役目を果たせないと」
「私は導くのではなく導かれるべき人間の一人だと感じます」
「今言えるのはこれだけです。わたしのために祈って下さい」
「皆さんの指導者は私ではない。私であってはならないのです」
 
この発言に対して何だか曲も周囲の人々も悲壮な感じで最後は描かれていたけども、僕はむしろ、この法王の姿勢が本当のキリスト者のものだと思う。
自分の罪深さや弱さ小ささを認め神様の前にへりくだっているのだから。
その意味で、本当にキリスト者として資質のある者は法王になんかならないし人の上に立って偉そうにしたりしないんじゃないか?…という疑問を投げかけたかったのかなと。
指導者はあくまで天の父なる神様であり、子なるイエス・キリスト。キリスト教の頂点であるローマ法王といえども人間なんだという一歩引いた立場の映画だと感じた。
655321

655321の感想・評価

2.7
皮肉たっぷりで、もはや神も人間も宗教、精神、思想も全て憎んでるんじゃないかとすら思う。

鑑賞後すぐに感じたのは怒りだったけど、ちょっと時間を置いて考えると、意図的に怒らせようとしている気がする。
シニカルな笑いって誰かにとっての怒りと紙一重だし。
マジになって怒るもよし、マジにならずに笑い飛ばすもよしの映画だと思った。

ちなみに自分は不愉快でした!
たかぱ

たかぱの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

何も解決していない...

何を楽しむ映画なのか、聖職者たちが普通のおじいさんたちみたいに描かれていたのは面白かったけどストーリーは楽しめなかった。法王の行動理由に共感できなかったからかもしれない
すみす

すみすの感想・評価

3.4
途中までは普通に笑ってた。
あーほんとうに休日を過ごしちゃうのね、と。
でもラストには本当に驚いた。あの終結点を出したのは勇気がいるだろうと。
バレーボールでみんなが本当に嬉しそうにしてるのをみて、こっちまでほっこりした。
あの枢機卿たちのマントがめちゃくちゃ素敵。
実際法王になるのは相当の重圧なんだろな…やりたいことができる自由な身を謳歌しなきゃいけないなと思いました。
>|