Mary

海辺のポーリーヌのMaryのレビュー・感想・評価

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)
3.5
ポーリーヌとシルヴァンは幼いけど善良で可愛らしい。最低最悪のエロおやじアンリが人でなしすぎて、逆に滑稽だった(笑)
なんで、心が無くて口だけ上手い人が得をして、本当は優しいのに表現が下手な人が報われない?
でも、馬鹿みたいな人達ばかりの中、ポーリーヌはまだ少し幼さは残るものの知的で、その真っ直ぐな瞳は上辺の余裕を取り繕っている大人の本性を見抜いている気がした。

アンリがしゃあしゃあと「マリオンは完璧すぎて遺伝子改造の女みたいだ。自分は不完全な女の方にこそ惹かれる」と言った時、ポーリーヌが「マリオンは美人だしユニークだわ」と言うシーンが好き。

だけどマリオンも売り子の女も、安い女ではある。
ピエールは最初きもいと思ったけど、観てるうちに一番かっこよく見えた。でも、中身は良いのに伝え方が不器用すぎる。ピエールも幼い。

 « Qui trop parole, il se mesfait »「言葉多きものは災いの元」
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