Mary

ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?のMaryのレビュー・感想・評価

3.0
長い!2時間半以上!終始ゆったりしてるから余計長く感じた!
だけど癒された気もする。
何故かフランス映画と勘違いして観に行ったら、めちゃめちゃジョージア語だった。笑
🇬🇪

1人の人物とか風景を、長い尺でゆーったり描く観察的な描写ばかりで、
これはミニシアター系あるあるだけど、この作品は特に長くて、
その後予定があったこともあり、最後は「早くー」って少しせかせかする気持ちが起こってしまった。
だけどそれは私の今の生活が原因で、
色んなものに急かされて、生き急いでるからだと思う。
この映画の中の人たちはすごくゆっくり生活していて、全然急いでない。
現代社会では効率が求められてて、無駄なものは省くのが良いって当たり前みたいに思われてるけど、そういう風潮に反発する意味もあるのかも。
途中で政治的?社会的?な意味深発言があって、結局回収されずに終わったけど、それは観客が自分の力で考え直すための問題提起なのかも。
時々くすっと笑える演出があったり、
何か立派なことを成し遂げることが皆の目的になってる今の世界に対して、この世界では皆がそれぞれに自由に、のんびり暮らしてる。
私はやっぱりまた生産的なことをしたくなっちゃうけど、この映画は、「時々は肩の力抜いて休憩しよう」って言ってくれてるみたいだった。
ナレーションメインで人と人の会話がほぼ無いのも特徴。こういうのも好きだけど、さすがに今はキャラクターがもっとしゃべるやつが観たい。笑

あと、時々「ん?これなに?」っていうシーンがいくつかあった。変なBGMになったり。映像は基本綺麗だったけど、映画として全体の演出が上手いかと言われると、ものすごく良いわけではないかも。
でも子供たちが右に横断すると同時に犬が左に歩くシーンは良かった。
犬たちをキャラクターとして描くのは微笑ましくて良かった。
Mary

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