閑静な場に内面的な焦燥がある。荒波立つ心情をさざなみと木々に囲まれた家で却って強調させて、人物の会話の積み重ねでそれぞれの喜怒哀楽をこれでもかと誰かと共有していく。
傷を見せずに、お互いの傷を癒す…
第33回ベルリン国際映画祭 受賞作。
「愛とは?」というテーマで、いい大人が屁理屈をこねるエリック・ロメールの世界。まだ愛を知らない主人公のポーリーヌが一番まともな恋愛観…という皮肉が良かった。お…
もしも僕が女の身体をもっていたなら、エリック・ロメールをどんなふうに見るだろうと思いながら、男の身体性をもつ現状であれば、この下品さすれすれの嬉しさをどうしても味わうことになる。
オープニングのM…
フランス映画のいいところは色がパキッとしてるんです。洋服やら紫陽花やらの赤や青の発色が良いように感じます。魅力的なのは何も知らず、相手のことを無限に想像できる余地が残っているからでしの。どこか武の寂…
>>続きを読む空気感が好き。フランス映画の映像ってなんでこんなに美しいんだろう!!
ピエールが終始報われないけど、最後の終わり方がよかった。
純粋なハッピーエンドよりこっちのほうが生きることを楽しめるのかも。
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