Torichock

パニック・ルームのTorichockのレビュー・感想・評価

パニック・ルーム(2002年製作の映画)
3.5
「Panic Room/パニック・ルーム」

「パージ」を観た時に、登場人物に対して、
"こいつら、バカじゃねぇの?「パニック・ルーム」ぐらい見ておけよ、バカ‼︎"

と猛烈な怒りを抱いていたことと、この前友人に「ジュラシック・ワールド」のブライス・ダラス・ハワードが本当に可愛いと熱弁していたら、

"谷間ばっかり見ていた"

と言ってたので、僕は真の谷間映画は「パニック・ルーム」だ!と糾弾したり、ここ最近なぜか話題になってたので、引っ張り出して鑑賞。

「食人族」や「グリーン・インフェルノ」が、「モンド映画」と言われるのであれば、「パニック・ルーム」は完全に

「タニマ映画」

捕まりそうで捕まらない、見つかりそうで見つからない。
そんなハラハラドキドキを表すかのように、終盤まで見えそうで見えない、ジョディ・フォスターの谷間をひたすら見続ける映画です。何度見返しても、見えることはない。

そうこれは、「タニマ映画」

「タニマ映画」としてのジャンル映画を決め込んだかのように、フィンチャーの仕事っぷりも雑で適当。(もちろん、それでもカッコいいショットを入れ込んでくるのが、フィンチャー力だけど)
画面からはヤル気は感じられないが、揉む気だけは感じられる。

そして最悪の展開は、警察が来たことによってジョディ・フォスターは、上着を羽織ってしまう。ここで、「タニマ映画」のジャンル的快感は終わってしまう。
いつの世も、映画の中で警察がすることには、本当にろくなことがない。

ジャレッド・レトは、ジョーカーを演じる下地がここで出来ていたことを再確認しつつ、今回も結局、黒のキャミソールの中身を観れることがないまま、ひたすら谷間を拝み続ける運命なのでした、アーメン。
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