ヨダセアSeaYoda

パニック・ルームのヨダセアSeaYodaのレビュー・感想・評価

パニック・ルーム(2002年製作の映画)
3.3
"思惑通りじゃなかった"

【STORY】
 母子が引っ越して早々強盗が現れ、母子はパニックルーム(シェルター的な)に隠れるが、強盗達の狙いはパニックルームの中にあるものだった。
 母子と強盗達との様々な緊迫した駆け引きが描かれる。


【一言まとめ】
●色々な駆け引きに終始ドキドキ
●ジャブの応酬から一気に動く!
●ウィテカーのオーラが安定


【感想】
 来週のzoomに向けて
《D.フィンチャー3貫》1貫目

 監督など意識していなかった頃、今作をCSでぼーっと観ていた記憶があります。
 感想も残しておらず内容をほぼ覚えていなかったので、改めて新鮮に観れました。

 当時印象的だったのはガスへの反撃シーンで、それは覚えてました。改めて観ると、あのシーンの火のCGは少しショボいですね笑

 ドアの開閉をめぐる駆け引き、警察をめぐる駆け引き、娘をめぐる駆け引き…
とにかく様々な駆け引きが次々に生まれてスリリング。一時も緊張感が途切れません。

 互いにジャブを繰り出しながらどこかに決着の糸口を探す攻防は、先が読めずドキドキしますね。
 母親の行動が策士っぽく見えて割と浅はかなのが笑えるしハラハラします。
 ジャブの応酬の後は一気に動き出すテンポの良い終盤。"過激なホームアローン" は綺麗な形で幕を閉じるのでした。


 フォレスト・ウィテカーはいるだけで深みのあるオーラを醸し出すので好きです。
 「思ってたんと違う」という一言を発するだけであんなに背負ってきた人生や社会への絶望を感じさせるのは凄いなぁ…

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観た回数:2回(実質1回?)
直近の鑑賞:U-NEXT(20.09.02)
ヨダセアSeaYoda

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