このレビューはネタバレを含みます
すごく良かった。。
あまりこういうジャンルの映画は見ないけど、いいと思った。
どの人も、悪魔の面と天使の面を持っている。
ある状況では最低・下劣人間でも、
ある状況では、父思いの優しい人であったり、
ある状況では正しく誠実で、本気で他人を救おうとする人であっても、
ある状況では殺人犯になってしまったりするもので、自分次第で、どちらの人間になることもできる。
多国籍の人たちが住む中で、自分と違う人種を偏見的に見る目が、今でも潜在意識には残っていて、
誤解をうみ、事件やトラブルにつながり、やられた方は仕返しをして。
島国に住む日本は、すごく安全で平和なんだなぁて改めて感じた。
*テレンス・ハワード、この映画で初めて知ったけど、本当にいい表情と眼をもつ人。この映画の中でも、同じ人物なのに、表情で全然違う人に返信して、アップの画面の中での表情の変化に引き込まれる。
*シーンで一番好きなのは、透明マントのところ。素敵なシーン。子供へのロマンチックで夢のある嘘(嘘じゃなくなったけど)、こんな父親いいなぁって。
*白人に対して差別的な目を持っていなかったペーターの方が白人によって殺されてしまうので、報われないなぁと思った。
*温かい雰囲気のところでシリアスな音楽が流れ、そのちぐはぐな違和感ハラハラした気持ちになったり、マントのところは妖精みたいな音楽だったり、音楽も素敵だった。