とみたまさふみ

父親たちの星条旗のとみたまさふみのネタバレレビュー・内容・結末

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

日本アマプラ英語日本語同時字幕。日本語字幕消せないので、まあ、ほとんど日本語。ストーリーは基本追えなくならないのでいいんですが。

これネタバレにしておきますが、一番衝撃的なのは、映画を見終わった後ににみたウィキペディアでした。映画の公開は2006年ですが、2016年にうつっていたのはジョンブラッドリーではなかったことが判明、2019年にさらにレニーギャグノンも別人だったことが判明している。結局、本当にうつっていたのは、ネイティブアメリカンであるアイラヘイズだけだったという事実。原作は、ジョンブラッドリーの息子、ジェームズが父の死後に聞きとった関係者の証言をもとにしたノンフィクションになっているけども、そもそも父であるジョンが家族にほとんどまったくこの星条旗写真の話をしていなかったのは自分が写っていないと知っていたからとするといろいろなストーリー上の前提条件が崩れてくる。アイラヘイズがアル中のまま死んでしまったのは、もちろん帰還兵には珍しくないPTSDなのかもしれないけど、そういう事実を知っていたせいなのか。
もちろん戦時下の状況でいずれの二人もその場にはいたわけで、実際に旗を揚げる作業に加わったのかどうかは記憶があいまいだった、というのが実際のところでしょうが。
映画を見終わった後に事実を知ってしまって、映画の印象ががらりと変わってしまったというちょっと珍しいパタンではありました。
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