父親たちの星条旗の作品情報・感想・評価

父親たちの星条旗2006年製作の映画)

FLAGS OF OUR FATHERS

製作国:

上映時間:132分

ジャンル:

3.5

「父親たちの星条旗」に投稿された感想・評価

ほたて

ほたての感想・評価

4.0
高校生の時に鑑賞

3人が戦死した仲間の母親と対面する場面が今でも忘れられない

エンドロールまでみてほしい作品
当たり前の話かもしれませんが、戦争が如何に政治的思惑の下で行われるのかを描写してる作品ではないでしょうか?
生死をかけてない政治家の戦意高揚、軍事機関賛美はあまりにも気持ち悪いですね。戦地に赴いた兵士たちは逆にトラウマを残し、その後の人生に引き摺っていく様が対照的です。
政治家の腐った根本を作品化したイーストウッド監督はやはりスゴいと思わざるを得ないですね。
ただ個人的には「硫黄島からの手紙」と比べると見劣りした感じがするので評価は厳しめにしましたm(__)m
こうき

こうきの感想・評価

3.7
ヒーローとは何か。

戦争にはヒーローが必要だ。
この戦争に意義を見出すために。自分たちがやっていることが正義だと信じるために。心が折れないために。

でもそれって虚像なんだ。
「祖国のために」って表向きはそうでも、生き残った者たちは誇らしく思うよりも亡くしてしまった戦友たちとその家族を悼むばかり。
そんなことは当の本人たち以外には大きな問題ではない。正確な真実なんて伝わらない。

戦争ってなんなんだろう。本当に誰かのためなのだろうか。
そんなことを語る権利なんてないや。

このレビューはネタバレを含みます

硫黄島の方を何回も観てたけど
父親たちの方を見た記憶がなかったので
みてみました。

硫黄島とセットで観ると
国民性の違いとかがわかりやすく
描写されているなって感じです

あと「ヒーローは客観視されたものであり 主観的にみるとその人は自身のことを悪だと考えている」っていうのが伝わってきた映画かなあ

当時は英雄だとちやほやされていても
時間が経つごとにそれは忘れさられ
対比して
当時から劣等感や罪悪感しかなかった
客観的にみてヒーローだ、英雄だと
言われた人たち(この映画でいうと
星条旗を掲げた人たち)は
いつまで経ってもその傷が癒えずに
苦しみ続ける

戦争は 国のために闘うのではない
兵士たち(英雄たち)が仲間を必死に守ろうと
した結果そうなった

一体何のために戦ったのかって
いうのはある意味愚問なのかもね…?

話自体すごい見入ってしまったが
内容が内容で個人的に
スッキリしなかったので星3です

文章まとまってなくてすまねえ
国の為ではなく、仲間のために。

文化の違い、人間性の違いはあるけれど、戦争によって苦しむ人たちがいることは、どの国も同じ。
macha

machaの感想・評価

3.5
『硫黄島からの手紙』とセットで観てどちらも良かったけど、私は日本人なのでこちらの方が0.5ポイント低評価にしちゃいました。
比べてまず思ったのは、日本人は常にただただ暗く耐えているのに対して、アメリカ人はジャズ聴きながらカードゲームしたり、硫黄島で移動中でもタバコ吸ってたり。どちらが良い悪いではなく国民性の違いがよく分かりました。
あるあるだけど、最後に実際の写真とか出てくるとぐっときます。
けんし

けんしの感想・評価

4.0
「硫黄島〜」を観たので、対になっているこの作品も観なければならない。
こっちはアメリカ側から硫黄島の激戦を描き、またその後の一兵士たちが英雄に祭り上げられていく様を描いた。

クリント・イーストウッド監督は、リアリティを重ねて、積み上げて、最後にそっと思想を置く。

これも素晴らしい作品。

戦闘シーンの描写が誇張ではないことは、ラストのテロップが流れるところでの実際の写真でわかる。
アメリカの優国とプロパガンダについての話。なによりも楽しくない映画だが、全然悪いわけではない。
我々人間は馬鹿だから物事を単純に考えてしまいがちだ。ステレオタイプなんてものはその典型例。本作はその単純思考を痛烈に批判している。冒頭にも<善-悪><英雄-悪者>で考える浅薄さについて述べており、我々に問題提起をしてくる。回避方法は想像力を働かせることと、理屈ではなく体感することが重要なのだろう。もちろん、戦争というものは体感することは出来ないが、知識を入れること、現地に赴くこと、映画、小説を見ることを通してある程度は疑似体験ができる。もっとも、戦争を知った気にはなってはならない。これは本作の冒頭でも述べられていることだ。それらを通じて、戦争を善悪の二元論で見るのではなく多面的に見る必要がある。イーストウッドの願いであり、僕自身そうあるべきだと思う。だからその意味で、米国視点の本作だけでなく、日本側からの視座で描いた「硫黄島の戦い」を監督し、戦争を相対化しようとする試みには感服だ。
ところで、本作には二元論の批判以外に「英雄」が戦争のために人為的に作られ、金を集めるマスコットとされ、都合のいいように消費されていることについても描いている。英雄とは何なのだろうか。人を沢山殺して、国家に寄与すれば英雄なのだろうか。もちろん、米という文脈においては英雄に成りうるのだろうが、日本側からしたらとんでもない悪者として写る。ここにも二元論的思考の脆弱性が露見する。ああああ何かもう、何が正しくて何が悪いか分からない。そもそも、絶対的なんて言葉はないんだろうな。神を絶対者とすると人間は相対者であるし、そんな奴らが抱く価値判断や思考はすべからく誤謬を孕んでいる。
がみ

がみの感想・評価

4.0
すごく、良い。硫黄島からの手紙より好きかな。こっちは戦争どんぱちというイメージ。
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