父親たちの星条旗の作品情報・感想・評価・動画配信

父親たちの星条旗2006年製作の映画)

FLAGS OF OUR FATHERS

製作国:

上映時間:132分

ジャンル:

3.5

「父親たちの星条旗」に投稿された感想・評価

Aちゃん

Aちゃんの感想・評価

4.5
日本側からの視点でしかなかなか日本では映画が流れることないから、アメリカ側からみた世界大戦を見て、戦争には被害者も加害者もないんだと実感した映画
クリントイーストウッドの硫黄島プロジェクト第一弾。
国家の都合の良いように作られた英雄。そのことに罪悪感を抱く兵士達。一瞬で占領できると思ってた硫黄島だったが、結果は2万数千名の戦死者を出してしまう。戦意高揚のために誇らしい絵がほしい。大本営発表はアメリカにもあったということ。
ミズキ

ミズキの感想・評価

3.7
「硫黄島からの手紙」では戦争の悲惨さを伝え、この作品では戦争の英雄の姿を正面から捉えていた。
現在と過去を行き来する、イーストウッド監督お得意の作風でしたね。そこまで多くはイーストウッド作品を見ていませんが、実話を基にした話だと、この作りが多い気がします。
多くの人の出来事の見方を描くのが上手いですね。
「リチャード・ジュエル」を楽しみにしてます!
goMi

goMiの感想・評価

4.2
まさしくビジネスショーとして創り上げられた神話は、その背景にあるあらゆるものを捨象して見えなくいしてしまう。しかしながら英雄として祭り上げられた軍人たちの脳裏には、スティグマのように戦時中の記憶がこびりついている。パーティ会場で振る舞われるケーキだかメレンゲだかにかけられるストロベリーのシロップのどす黒さが映える。
なかでも特にグロテスクに映し出されていたのがカメラ。カメラのフラッシュは文字通り、戦地を体験した彼らに当時の記憶をフラッシュバックさせる(同様に打ち上げ花火は爆撃を想起させる)。
戦争が終わった後、それらを概ね忘却の彼方に消し去る者、英雄の名を利用せんとする者(ただしこのことで、一介の人間にすぎない者を非難するのはあまりに過酷すぎる)、過去の記憶が亡霊のように付きまとっていかにようにも逃れられず苦しむ者。いずれの道を歩んだ者にしろ、彼らは決して英雄などではなく、どれだけ否定しようにも(ちっぽけな)一人の人間にすぎない。
4413

4413の感想・評価

3.7
「作られた英雄たちの苦悩」

 「硫黄島からの手紙」の逆側を描いた第二次世界対戦におけるアメリカのお話。タイトルにもある通り「星条旗の石像」のルーツを描いた作品となっております。

 イメージにもある星条旗を立てるアメリカ兵達の姿は英雄として国の士気をあげるべくプロパガンダとして使われることとなるのですが、問題は旗を立てた彼らは戦っていなかったことにあります。

 正確には安全地帯にいた者がほとんどであったというところなのですが、それゆえに英雄としてもてはやされる度に「戦死した仲間や激戦地で戦う兵士たちこそが本当の英雄であるのに、どうして自分達だけが今も生きているのか」と考え続けてしまいます。

 実際、星条旗の彼らは戦争経験者とそうでないものがおり、経験者たちは前述の苦悩と戦い続けますが、プロパガンダ要員の広報員は調子に乗り続けます。


 現実を知る彼らは虚構に魅せられている国民とは一線を引いてその平和を享受出来ません。

 昨今ではベトナム戦争やイラク戦争によるPTSDが問題となっているほどに苛烈な戦争が現実にある中で、名も知れない英雄が戦っているかもしれないと考えさせられました。

 物語としては残された彼らの使命やその後の人生まで描かれているため、近い距離感で観られますし、現実を知る者と知らぬ者との対比も良かったです。

 「硫黄島からの手紙」とセットで見ると両者の観点から見ることが出来るので良かったです。
アメリカは、ただ単純に戦争ばっかりやってそれでお金を稼いでいる国というイメージをずっと持っていたけど、その費用を出していたのは市民だったりスポンサーだったりするのか、と勉強になった。
キクchan

キクchanの感想・評価

3.7
「硫黄島からの手紙」と公開順に続けて鑑賞。
2作品はいつかは見たいと思いつつ気合いをいれてみようと思っていたが、見てよかった。

日米両視点からの硫黄島での戦いを通して戦争の残酷さをしっかり感じられた。
戦場の過酷さはもちろん、日米での戦時中の市民の生活の差に改めて驚いた。

最後の海辺でのシーンとセリフで戦争が生み出すものは良いことはなにも無いとひしひしと感じた…。
masa1

masa1の感想・評価

4.0
2006年アカデミー作品賞受賞C・イーストウッド監督S・スピルバーグ脚本共作。実話戦争映画

【父親たちの星条旗】

祖父が硫黄島の帰還兵なので、鑑賞を控えてたけどこの歳になると違和感が消えてた。

硫黄島の征圧で星条旗を掲げた瞬間を撮った写真が戦意高揚と軍資金獲得キャンペーンに使われ、そして写ってる3人が不本意ながらもドンドン英雄視されて行く。
逆に悲惨な戦場を思うと決して英雄でないと思い苦悩し始める3人。

このシーンの銅像も造られてるのも知ってたので、アメリカにとっては凄いモニュメントなんだろうなとは思ってたけど、変に納得。

スピルバーグのおかげで戦闘シーンが生々しい。1m先に砲弾が着弾、鉄砲の弾は普通に飛び交う。まさに死と隣り合わせ。意気込んで 前を進む戦友が次の瞬間倒れてしまう。泣いてる矢先に砲弾が爆発する……

そんな辛い思い出の中、一番の思い出は束の間の静けさの中で戦友とはしゃいだ海水浴とか。いいシーン(TT)
点呼係

点呼係の感想・評価

3.6
ただの「アメリカ万歳!」な戦争映画かと思ったら違うくてびっくりした。戦争のシーンは全体の半分くらいかな?他は本国に帰還した、あの有名な星条旗を立てようとする兵士の写真に写っている、3人の兵士の話。その写真を通してアメリカ国民に希望を与えた彼らは、本国に帰還すると「勝利」の象徴とされ、国債の売り上げ向上なの利用された。
実際に戦場で命がけで戦った人たちに対して国民が求めるのは「勝利」であり、戦場で何が行われたのか、誰が死に、誰が生き、何が起きたのかではない。彼らがもたらしたアメリカ「勝利」の流れは、彼らに英雄という「レッテル」をはることになった。
シ

シの感想・評価

4.9

このレビューはネタバレを含みます

戦争にも色んな側面があるんだな。
国債を買わせる為には英雄が必要だったんだね。
戦争に限らず、
人間の歴史には、
名前残してない人の中に英雄がいたり偉人がいたりするんだろなーと考えた。
なんかモヤ~っとした不安のような嫌気のような思考が頭ん中に残る期待通りのクリントイーストウッド映画でした。

スコットイーストウッドも出てる。
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