ゴン吉

網走番外地 大雪原の対決のゴン吉のレビュー・感想・評価

網走番外地 大雪原の対決(1966年製作の映画)
3.9
網走刑務所帰りの男の任侠を描いた「網走番外地」シリーズの七作目。
高倉健が主演、シリーズレギュラーメンバーの嵐寛寿郎や吉田輝雄、田中邦衛らに加えて内田良平や砂塚秀夫らが共演、大原麗子がヒロインを演じる。

網走刑務所から白熊と異名をもつ囚人(内田良平)が脱走した。
囚人の秀(砂塚秀夫)は白熊の脱走を手助けしたと濡れ衣を着せられて、看守に拷問されて死んでしまう。
出所した橘真一(高倉健)は、弟分の秀の遺骨を故郷に届けるために彼の父親を訪ねる。
白熊の父の権田は八人殺しの鬼寅を騙り、借金をかたに石油を探掘中の秀の父親を追い出そうとする…  

”追われてこの身は 北の果て 雪の網走を 血に染める 無法の大雪原に 男いのちの 殴り込み!”
雪で覆われた北海道の大地を高倉健ら三人が馬にまたがり討ち入りに向かう。
権田親子が待ち受ける”クラブさいはてホテル”で、死闘が繰り広げられる。
ラストは白銀の大地に立つ秀の墓標を後にして、一人高倉健が去っていく。
本作も高倉健の渋さが光る作品です。
「じゃ秀 お勤めが済んだらまら来てやるからな 親父さん お達者で!」  

2022.12 BS12で鑑賞。
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