豪華キャストの変な映画。
実は初クローネンバーグ。
まあ確かに難解。『TENET』より正しい意味で難解。だが、外貨の動きを読みきれなくて大損した完璧主義者の若き大富豪が自分が犯したそのたった一つのミスも許せず自暴自棄になり遂に破滅に向かうまでの一日の話、という軸さえ追ってればそれなりに楽しめる話。
背景に大統領の移動と、スターの葬式と、暴徒化する市民が描かれる。その辺の関連性はよく分からない。
ちょっと文学的すぎるなあ。文学をそのまま映画にしすぎてないかな。それが悪いとは言わないけどあんまり得意じゃない。
【一番好きなシーン】
・夜のストリートバスケの横で。
・あとポール・ジアマッティが大好きだからジアマッティのシーン。