ブラックユーモアホフマン

月の砂漠のブラックユーモアホフマンのレビュー・感想・評価

月の砂漠(2001年製作の映画)
4.1
恐らく仕事の要件で鳴っている携帯を車から川に投げ捨ててしまうのだけど「そんなことで時間は止まらない」とか言うのとか、撃たれて腕から血流してるのに「東京に帰って11時の会議に出なきゃいけない」とか言ってるのが好き。
ど田舎の周りに人のいない、いつの時代のどこなんだかよく分からなくなるフィクション性の高い空間においても、同時に東京は存在していて仕事は続いているという現実を忘れてないのがとてもいい。
映画でこうなっちゃったらもうなんか、そんなことどうでもよくなりそうなのに。