これがマクロスのオリジンなのか、、デッカルチャー、、、
アクションも楽曲も完全燃焼を目指すFやΔなどの近作と比べると、両方ともが激しすぎずバランスよく丁寧に描かれており、手描きアニメとしては非常に深みがあって相当ハイクオリティ。驚いた。
そして何より驚くのは「性差」が主軸であること。80年代日本、しかもロボットアニメで女性の生き方にフォーカスしているのがかなり先進的。保守的な性役割に重きを置くパイロットが呆気なく死んだり、ワガママで男性依存的な女性がビンタされたり、当時としては衝撃的だったのでは。それでいて偏見的な要素が相当色濃く残っており、あまり配慮は出来ていない。男女のジェンダー観の歴史を垣間見れる作品としても、非常に文化的価値がある。