"最大の恐怖は何だと思う?自分の居場所や、存在理由がわからないこと。それは…。耐え難く恐ろしい。"
by Mr.ガラス
"気持ちが釈然としないんだ。何かが…。違うような気がして…。"
by デヴィット·ダン
"今は凡庸な時代だ。誰もが希望を失っている。人の奥に眠る驚くべき力を信じようとしない。どうか偏見を持たずに。"
by イライジャ·プライス
これは、シャマラン節がジワジワ効いてくるヤツでござぁますわね。
中盤ぐらいまで、思うてたんとちゃうんですけろ〜ん状態だったんやけど。噛めば噛む程に広がるシャマ節の香りね。
今回は終始、憂いを帯びたお悩み顔のおウィルス師匠様。その憂いの開放者に、怪しい男の固有名詞ことサミュエルにぃさん。画が渋渋渋鬼純なのよん。
もうね。湖畔の辺りかぁ〜いっ!?ってくらい静か〜にやけど不穏なのね。期待感と不安感が入り乱れた嫌な胸のザワザワがずっと続くの。
その雰囲気の良さに、名優のお二人と奇才シャマラン監督のドヤ感が伝わってきそうなくらいね。
超能力モノの新機軸だよね。派手派手な演出を極力削ぎ落とし。能力者の人格と葛藤にかなりフィーチャーした作品。
そらぁ、雰囲気も自然と重なりますわなぁ。だけど、その描写がリアルだからこそ共感してしまうのかもしれないよね。彼らの葛藤に。
誰もが同じ人間として生を授かったのに、それぞれが特異な才能に恵まれた存在である。
はずなのに…。それは、時として社会から逸脱した存在になりかねない。また、そうならない為に隠し埋もれさせなければならないかもしれないの。はぁっ!?
それでもあなたは…ボクは…
清々しく朝日に向かってグッモ〜と言えますかえ??
我が愛しの息子よっ!パパ、やっと自分の存在証明の仕方が分かったかもよんっ!!!オレっ!頑張ったぞぉ〜いっ!!…って感じの時のウィルスお師匠のご尊顔が最高にイカしてはったわん。
誰もが抱くであろう
己の存在を証明したい
その気持ちこそ
アンブレイカブル
ヒーローもヴィランも
一本の曲線で繋がっている
ただ 立っている位置が違うだけ
"毎朝。目覚めの時の悲しさ。私には、わかる。自分のすべきことをしてないからだ。"
by イライジャ·プライス
"お前は正しかった。"
by デヴィット·ダン
Cast(役者·キャラ) 4.5
Story(物語) 4
Architecture(構成) 4.5
Picture(画) 4
Acoustic (音) 4
24-28