カラッととは真逆、しっとりとぶっ飛んだとても変なヒーロー映画なのは変わりなかったけど、公開当時よりも大量のアメコミヒーロー映画がしのぎを削る現在に観返すとこれがまた面白かった。
例えばシャマラン作品がべつに苦手でもなく、まだこの作品を観たことないって人は今だからこそ割と新鮮に感じれるんじゃないかと思った。
だからユニバース的続編『グラス』が今作られるのも面白いし、すごく納得。
だって今思えばこの映画『アンブレイカブル』はちょっと時期が早かったとも言えるよね。
だから今度の作家性全開で描かれるであろう『グラス』がヒーロー戦国時代の二台巨塔の間で光る稀有で独特なヒーロー映画となるかもというささやかな期待をほんの少しだけ抱きつつ待ちたい。