くわたさん

南へ走れ、海の道を!のくわたさんのネタバレレビュー・内容・結末

南へ走れ、海の道を!(1986年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

(ネタバレあり)
当時、友人と映画館に見に行った作品。
なかなか味のあるキャストで見応えある内容だったのを覚えている。

特に印象的だったのは若い柳葉敏郎が演じた主人公岩城滉一の弟、その弟が爽やかな好青年、その好青年が殺されるシーンが残酷。これを書いてしまうと大体の物語の流れが想像できると思う。弟を殺された兄の岩城滉一が取る行動はズバリ復讐。当時の岩城滉一はかっこ良く役柄も申し分ない。

彼のカッコいいシーン。
敵の車をバイクで追跡、いきなり追い越しわざと転倒する。車の男たちはそれに激怒、岩城は転倒後うずくまるが突然すくっと立ち上がり車に向かって歩き始める。そして車のボンネット上に立ち銃で相手を撃ち殺す。その後何事もなかったかの如くその場を立ち去る。

ショーケンの存在も見逃せない。彼が演じた役柄は眉毛のない落ち着いた悪いひと。ショーケンと岩城がやりとりするシーンはかなりの魅力を感じる(この作品の一番の見所と言っていい!)。

登場人物はクール、物語はホット、なかなかの佳作。
くわたさん

くわたさん