Newman

あるいは裏切りという名の犬のNewmanのレビュー・感想・評価

3.9
何というカッコをつけた意味の分かりづらい、でも意味深なタイトルだと思いながら見始める。ウ〜ン、ハードボイルドな映画、しかもかなりの固ゆでです。優秀な刑事2人、しかも犯人を捕まえたり動けなく(殺したり)するのに手段を選ばない。偉いさんがこの2人を含む刑事たちに、今回の一連の事件の犯人を捕まえるためには土日も休むな、24時間働けと発破をかけていた。日本の最近の警察の一連の強盗事件に対するお偉方の態度はどうなんだろうと気になった。面白かった。久し振りにハードボイルドを楽しんだ気がした。ハードボイルドの世界に生きる男の妻は、家にいて家庭を守り夫の憩いの場を作るというのはもう古くないかと思う私の考えは間違っているのだろうか?私のフランス映画にハードボイルドは似合わないという考えは、この映画1本で完全に変わった。1つ疑問に思った。フランスの警察組織はここまでその実績に応じて出世できるのかと。日本は入った時の資格により全く登れる階段が別々になってしまう。確かに実績に応じた出世ができないわけではないところもあるのだろうが。その点はどうなのだろう。これは映画の中だけの話?
Newman

Newman