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「あるいは裏切りという名の犬」に投稿された感想・評価

Chad

Chadの感想・評価

4.0
途中誰が誰か分からなくなったので最初に戻ってちゃんと観たら理解できた。
分かったらすごく面白かったしカッコよくて素晴らしい。

A級(ランク詳細はプロフィールに)
韓国リメイク『ビースト』を観たのでオリジナルもと思い観賞。

結果オリジナルのほうが何倍もおもしろいやんか!
リメイクでは連続殺人鬼に変更されてしまってたけれど、オリジナルは重武装連続強盗団!
マシンガン撃ちまくりの強盗シーンとか映画として華がありました。
どっちもどっちな二人の刑事だったリメイクでしたけど、オリジナルは悪い奴がしっかり悪い。
なので警察無能なんて感じは無い。
しっかり罪も償いますしね。
☆2007年、劇場公開を見逃して衝動的にDVDを買ってしまったら大当たりだった作品。今日観る「ビースト」の元ネタとしてレビューを再録↓

➖➖➖

パリ警視庁管内で多発する武装強盗事件。ヴリンクス警視率いる探索出動班(BRI)とドニ・クラン警視率いる強盗鎮圧班(BRB)が共に捜査に当たっていた。しかし、正義感溢れるヴリンクスと出世欲の権化クランは、以前は親友だったものの、今では互いを敵視する仲だった。ヴリンクスは、情報屋マヌーをリンチしたギャング・ブリュノを半殺しにするなど、情報提供者には優しい男。しかしその優しさが裏目に出て、一時出所した情報屋シリアンに嵌められ、ある殺しに加担してしまう。何とかその事実を隠し、シリアンから武装強盗犯のアジトを聞き出したヴリンクスだったが、アジト急襲の際、功を焦ったクランのミスで親友を亡くしてしまう。ヴリンクスに責められたクランは、シリアンとヴリンクスの黒い関係をつきとめて反撃。結果ヴリンクスは悪徳刑事として収監され、彼が内定していた警視庁長官の座にクランが就くことになった・・・


運命に翻弄される男たちの非情な物語。そもそもフレンチノワールという奴は、ジャン・ギャバンの時代から「情」に振り回される男たちのドラマと決まっている。現代に突如現れた、このジャンルの決定版的作品です。出所したヴリンクスの行動と、慟哭の結末に感動!
MALPASO

MALPASOの感想・評価

4.0
映画『あるいは裏切り名の犬』

2006年フランス映画
韓国で映画『ビースト』としてリメイクされたので、まずはオリジナルを再見。

部下の信頼が厚く、出世に興味のないBRIのヴリンクス。次期パリ警視庁長官候補のBRBのクラン。

ダニエル・オートゥイユ、ジェラルー・ドパルデューという名優2人の燻銀の演技。これまでの人生経験が滲み出ていて内面まで本物という感じ。

くさくなりそうなギリギリの台詞、やりとりがフランスならではの味わい。

あらためて傑作!色褪せない。
邦題がイケてたので借りた。フランスのオシャノワール,あるいは重厚ノワール?私にはまだ早いかな…と思いました。あんまり面白さがよくわかんなかった…
Muttu

Muttuの感想・評価

3.5
フレンチノワールは意外やテンポがよく分かりやすいのにムードもあって、とても良かった♪

エピソードを詰め込んでるけど、殆どすっきり伏線として回収されます。

死亡フラグは目立ちすぎ!にしても出世する人間の傾向、権力の構造・・・国は違えど一緒だな。
フランス映画にしてはこじれたところもなく、重みのあるサスペンスに仕上がっていた
警察出身オリヴィエ・マルシャルが手掛けるフレンチノワール。実際に起きた現金強奪事件と警察内部抗争が元になってるとのこと。

パリの警視庁、かつては親友だったようだがまったくタイプが異なり反発し合う二人の刑事ヴリンクスとクランの恨み辛みから発展する大ゴタゴタと復讐という感じ。

まあとにかくキャストが濃い。顔圧俳優揃えたな。ダニエル・オートゥイユの顔が薄味に見えるくらい。

ライバル刑事の足の引っ張り合い、協力すりゃ丸く収まるだろうに、警視庁での昇進がかかるとめんどくさいことになる。
権力を握れるポジションに目が眩み道を踏み外す。よくある内部抗争の様相だけども。

任された事件の他に知り合いが殺された事件の真相をつきとめたい刑事、自分に捜査を任せてもらい手柄をあげて出世したい刑事、共に欲が出たゆえ新たな事件に発展、更なる命が消える。

なんて悪循環なんだ。

復讐したい気持ちもわかるが、元をたどれば…ねぇ…とどんよりした気分になる。

最初から個人的感情は一切抜きにしていればもう少しなんとかなったんじゃないかね。

そんな話ではあるけれど、意外なキャラが意外なところで…というのと、これぞフレンチノワールという雰囲気で面白い。
kuu

kuuの感想・評価

3.9
『あるいは裏切りという名の犬』
原題: 36 quai des orfevres (オルフェーブル河岸3番地) 仏国映画。
2004年製作。110分。

美しいパリを舞台に、原題の16番地にあるパリ警視庁が舞台。
二人の警視。
一人は仲間からの人望厚く、正義に生きるBRI (探索出動班)の ダニエル・オートゥイユ扮するレオ・ヴリングス。
もう一人は権力のためには手段を厭わない灰汁の強い野心家のGRG (強盗鎮圧班)のジェラール・ドパルデュー扮するドニ・クラ ン。
親友だった二人は、同じ女性ヴァレリア・ゴリノ扮するレオの妻カミーユ・ヴリンクスを愛し、奪い合った過去を持つ。
今は次期警視総監の地位の座を競う猛烈なライバルとなっていた。
パリ市内で頻発する現金輸送車強奪事件を巡り、二人は手柄を争いあう。
そして結局、ドニの卑劣な裏切り行為で、 レオはすべてを奪われ、愛する妻も射殺され、自分は投獄される。
七年後出し、レオは静かなる復讐の鬼となる。。。

どこの国も同じで、 ポリスは職業柄の『正義』とは反対の『邪悪』の世界に落ち込んでいく可能性がある。
他の職種にも云えるけど、特にポリスは武器に裏付けされた強制力をもってるしやろなぁ。
適用を間違えれば、他の組織と異なる罠がいつも存在してる。
さて、お話のはと云うと、二人の男の
『友情』
『野心』
『嫉妬』
『報復』
『理念』
とも云えるぶつかり合いを描とる一方で、三人の女性を美しく描く手法フランスそのものかな。
終盤、その男たちの中の脇にいたティティという若者が全ての鍵を握り、この憎悪の物語を終焉に導く。
特別、超美形俳優が出演しとるわけでもないが、皆さん渋い。
裏社会を生きるドニを演じるドパルデューは堂々たる貫禄やし、
レオを演じるダニエル・オートゥイユは静かに秘めた家庭を何よりも愛する悲劇てのを限りなく透明な優しい顔で演じてた。
野郎の中で数少ない女優陣は嫋々たる美しさで少し現実離れした対比がとても新鮮に思えました。
冒頭から伏線が交差するし、気がついたら嵌まってました。
重厚で常にどこか重い雰囲気を漂わせている今作 ハードボイルドという言葉が似合う良質なクライムアクションとなっていました。 実話がベースとなっているのもあり話の起伏と言うかカタルシスが人によっては少々足りないと感じる可能性は高そうでしたね 特にラストなんてお前が殺るの!?って感じでしたが個人的にはそこまで気になる程ではなかったです。
強いて言うならヴリンクスとクランの関係性をもっと深く掘り下げていれば尚良かったかな、あるいは裏切りという名の犬ってタイトルの割には最初から仲悪いから裏切り感ないし...
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