このレビューはネタバレを含みます
3人の子供が大人になってから。
初っ端からじめっとした不穏な空気が流れている映画。デイヴ、ジミー、ショーンの3人はセメントに自分の名前を掘るイタズラをしていたら、警官の装いをする2人組の男たちに声をかけられてデイヴだけが車で連れてかれる。デイヴは4日間も監禁されて性的暴力されて帰ってきたが、3人はバラバラになってしまった。
大人になった3人はジミーの娘が殺害された事件をきっかけに再び再会するが、デイヴの不審さからジミーはデイヴを犯人として殺害し、その間にショーンは事件の真犯人を逮捕する。結果、デイヴの不審さは事件の夜、車の中でペドが少年に性的イタズラをしているところを見つけて、自分のトラウマからそのペドを殴り殺してしまうという、ジミーの娘の事件とは無関係で、デイヴを殺したジミーはお咎めなし、ショーンはジミーがデイヴを殺したことを察して指で指して終わり。
デイヴが誘拐されるあのシーンが大人になってもあった時、胸がグエッとなった。デイヴではなく、他2人だったら?3人とも誘拐されていたら?そもそもセメントに名前を書かなかったら?
テンションが上がる場面なんてない映画だった。